佐倉市議会はしおか協美
市政にキョウミ
 



佐倉市大学等の誘致に関する懇話会大学等の誘致に関する意見書 平成27年1月 が出されました。

http://www.city.sakura.lg.jp/0000011401.html

まとめに次のようにあります。「公金の支出を伴う以上、大学誘致により、経済的効果があるかどうかは当然 考えなければならない事項です。

しかし、 高等教育機関の誘致という点を考えるならば、経済的な効果のみに限るの ではなく、教育の充実や地域の活性化のほか、

立地する施設が大規模なもので ある場合は、防災拠点としての役割など、広範囲にわたる社会的な効果も重視 すべきです。」

 

私は、大学誘致を公約に掲げる中で

H24年6月定例会で以下4つの観点から大学誘致を要望しました。

第1に、大学には毎日何百人から1,000人単位の学生と職員が通ってきます。これは、大型の観光バスが毎日10台、20台とやってくるのと同じであり、

若い世代の移入はまちに明るさと活気をもたらします。飲食店、ほかの商業施設の来客数と病院の受診者は確実に増加が見込まれます。

日帰りの観光客の経済効果として、日帰り観光客79人でそこに住んでいる住民1人に匹敵する経済効果があると言われています。

 

第2に、若い世代との共同で地域行事を担うことも可能となります。現在ことしで30回目となるユーカリまつりでは、順天堂大学の学生たちが

祭りの運営にも携わり、準備段階ではテント張り、机、いすの運搬に汗を流し、祭り当日の日中には志津コミュニティセンターで地域の子供たちと

スポーツを通じての交流イベントを開催しています。高齢化が進む自治会役員で運営し、来場者が3万人にも上る地域のお祭りにはなくてはならない

存在になっています。

 

第3に、不足する集会所、図書館、避難所を補うために官民相互の資産の活用という点を考えてもよいかと思います。

 

第4に、青少年の教育という観点から考えてもプラスになると考えています。子守は子供がした昭和の時代の子育てが教育学的に今見直されています。

小学校でも縦割りの活動が重要視されています。この4月に行われた小学校の入学式でも新入生は大人の話をすぐに飽きて落ちつきがなくなりますが、

上級生の話は集中して聞いていました。難しい思春期の中高生の成長に役立てる環境づくりができると考えます。

これら4つの観点からメリットがあると考え、大学誘致を要望します。

 

今回出された大学誘致に関する意見書のまとめの部分と、私がH24年6月定例会で述べた大学誘致を推進する4つの観点はほぼ同じです。

誰が考えても同じ答えが出てくるということです。

大学、行政、市民、企業の当事者同士が、丁寧にひとつづつハードルを越えていくことで、調整できると考えます。

タイムリミットは迫っていると思いますので、今までの進め方で進まないのであれば、違う方法で進めるべきではないでしょうか?



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