佐倉市議会はしおか協美
市政にキョウミ
 



平成28年8月の台風10号により、岩手県の高齢者施設において、避難準備情報の意味するところが伝わっておらず、

適切な避難行動がとられなかったことが課題となったことから、高齢者等が避難を開始する段階であることを明確にするなどの

理由から、避難勧告・避難指示等について変更されました。

 [変更前]             [変更後]

・避難準備情報 → 避難準備・高齢者等避難開始

・避難勧告    → 避難勧告

・避難指示    → 避難指示(緊急)

語彙からそれぞれ受ける印象が違うもので、変更後も誤解を受けないとは言い切れません。

やはり各々が積極的に災害時の情報を判断して避難することが重要である事に変わりがありません。

千年に一度の超巨大津波に襲われた東日本大震災から3月で6年。

「津波てんでんこ」の教えを思い出しておきたい。

 てんでんことは各自のことで、海岸で大きな揺れを感じたときは、津波が来るから肉親にもかまわず、

各自てんでんばらばらに一刻も早く高台に逃げて、自分の命を守れ-という意味です。

この教訓に基づき、片田敏孝・群馬大教授(災害社会工学)の指導で津波からの避難訓練を8年間重ねてきた

岩手県釜石市内の小中学校では、全児童・生徒計約3千人が即座に避難。生存率99・8%という素晴らしい成果を挙げ

「釜石の奇跡」と呼ばれたことは、記憶に新しいと思います。

自分で避難できない災害弱者をどう守るかが大切なポイントとなっています。





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