佐倉市議会はしおか協美
市政にキョウミ
 



本日の文教福祉常任委員会では、補正予算、条例改正、学童保育の指定管理に関する議案が審議されました。

現在、市内5地区に分けて指定管理を指定している学童保育所の指定管理期間が終了するために

今回、学識経験者3名、市民公募2名の合計5名の委員によって委員会を開催し、指定管理者候補者の選定に係る審査を行い

委員が書類審査、申請事業者に対する個別ヒアリング等を通して指定管理者候補者を審査し、市長に答申を提出したものです、

5地区の内、3地区はこれまでの指定管理事業者のみの応募、2地区はこれまでの指定管理事業者ともう1者が手を挙げ、

2地区ともに新しい事業者が選定されましたので、その選定理由についての質問が集中しました。

数年前、議会との意見交換会で学童保育施設長さんのグループで意見を広聴させて頂いたことがあります。

指定管理の委託による学童保育になってからの課題やメリットについて伺いましたが、

それぞれの事業者さんが、保育の安心・安全を基本に

保育コンサルタント、臨床心理士、産業カウンセラー、お寺のお坊さんなどの専門家の活用と専門的知識の

習得のための研修会を開催などをしながら、配慮が必要な子どもや保護者との細やかな対応に当たり就

業環境を整えるなどのご苦労について伺いました。

各施設では、子供目線や自主性と自立、公平性を重んじ、様々な保育環境を整え、プロサッカー選手によるサッカー教室やジャグリング体験、

ダンシングチームやサッカーチームの立ち上げ、スポーツ鬼ごっこの導入、障がいを持っている子どもたちとの交流など

事業者さんが持っている特性を生かした保育を実践し「しかるよりほめる保育」「アナログの子育て」を目指している様子がうかがわれました。

地域とのつながりは、学校、社協、自治会、町内会、民生委員、児童センター他と連携し、わんぱく祭りの開催や、

地域のお祭りに参加するなど、地域との結びつきも大切にしています。

課題としては、学童保育園を複数担当する指定管理業者さんは、各学童保育園が統一した保育が出来るように、月1回の常勤者会議、

週1回のケース会議、職員会議をしているものの、隅々まで研修成果や保育方針を行きわたらせるのは大変だと伺いました。

民間の事業者さんからは、指定管理が始まってからはかえって、民間学童保育園も指定管理による学童保育園も補助金等が

平等になりつつあって良いが民間施設では、施設管理にまでお金が回らないので厳しいとのこと。

意見交換の最後には、他の学童保育園の事業内容や同じく持つ悩みを聞くことにより、大変参考になったので、いづれ協議会などを

立ち上げて研修会や意見交換会が出来たらと、未来を見据えたご意見をいただきました。

出席者の皆さまが、子どもたちのことを話すときは必ず笑顔でいらしたので、心底子どもたちが好きで、

なんとか子どもたちの良き居場所づくりをしたいという意気込みを感じましたので、

新しく選定された指定管理業者には、大いに期待をしたいと思います。

文教福祉常任委員会では、議案平成30年度佐倉市一般会計補正予算議案第12号 平成30年度佐倉市介護保険特別会計補正予算

議案第15号 佐倉市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の制定について

議案第18号から22号学童保育所の指定管理者の指定について

賛成多数で議決しました。

明日は、経済環境常任委員会です。

写真は、会派のぞみで視察した子どもを核としたまちづくりの明石市の施設です

 

*「指定管理者制度」とは、地方自治法の一部改正(平成15年9月)により、これまで公的団体等に限られていた

公の施設の管理について、法人その他の団体を期間を定めて指定し、その管理を代行させることで、

民間の能力を活用しつつ、住民サービスの向上と経費の節減等を図ることを目的として創設された制度です。

佐倉市指定管理者制度導入基本方針

http://www.city.sakura.lg.jp/cmsfiles/contents/0000009/9816/02housin2.1.pdf

佐倉市の基本姿勢では、以下のように記されています。

「指定管理者制度導入の当初において、民間事業者や NPO の持つ ノウハウや創意工夫を活かして、

既存施設を徹底的に活用し、価値を創出する ことを第一の目標としました。

そのうえで、さらに公の施設としての基本に立ちかえり「設置目的に基づく安定的かつ質の高いサービス提供」を

目標として、 指定管理者制度の活用を図ります。」



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