発足34年になる臼井文化懇話会の公開講演会に参加させていただきました。
松島如戒講師による「私ひとりで死ねますか?」を演題に自己決定と死の受容を前提とした生前契約についてです。
松島先生は、25年前から公正証書作成、任意後見人制度を含め、お墓を準備してもお墓に自分で入ることは出来ない事を
少しでも解決するために取り組んでいらっしゃいます。
同居の義父義母と実父を看取った経験から、私の公約の1つに「最後まで自分らしく生きることができる佐倉市」を掲げ、
2025年に看取り難民が出ないように、事前指示書やリビングウィルについて取り組んでいます。
そのような中、横須賀市では、身元がわかっていながら引き取り手がないご遺骨も、年間50体にのぼっていることから、
ひとり暮らしで身寄りがなく生活にゆとりがないご高齢等の市民の方の葬儀・納骨・リビングウィルという課題について、
あらかじめ解決を図り、生き生きとした人生を送っていただくことを目指した事業を5月から実施しています。
対象は、原則として、ひとり暮らしで頼れる身寄りがなく、月収18万円以下・預貯金等が225万円以下程度で、
固定資産評価額500万円以下の不動産しか有しない高齢者等の市民の方としています。
佐倉市では、「わたしらしくを生きる手帳」を作成し、人生の最終段階の医療と介護について記することが出来ますので、
地域包括支援センター他で受け取り、是非、記入してみてください。頭の中を整理し、明日から生きていく元気の素となるかと思います。
これは、50.60代の方もお勧めします。
岡野敦会長はじめ、臼井文化懇話会の皆様、お世話になりありがとうございました。