少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

プロミネンスの時間変化

2008-05-06 13:34:46 | 天体観測
午前中観察したプロミネンスを数時間後にまた観測した。概略の形はそのままだが、ディテールの構造はありらかに変化した。大体午前中の予想通りの結果になった。
右側に下から伸びてきたアークは濃度は低いもののはっきりした構造に成長した。それに対して真ん中の構造は下がちぎれて宙ぶらりんになってだんだん勢いを失っていくかのようだ。

太陽スケッチ(2008-05-06)

2008-05-06 12:07:33 | 天体観測
しばらく出かけていたので間があきました。太陽のプロミネンスの時間変化を追いかけてみました。はたしてこれだけの短い時間でプロミネンスの形が変化するものでしょうか。

確か太陽の直径は地球の100倍くらいあるはずですから、ちょうどこのプロミネンスの大きさは地球のサイズとコンパチといってもいいでしょう。1万キロメートル程度になります。形に違いがみられるとすると全体の10%程度の長さでの変化があったはず。とすれば10分間で1000kmの変化ということになります。これは秒速に直すと1000m/sということになり、音速よりちょっと早い程度のスピードになります。プロミネンスは太陽表面のガスの活動の結果であるわけですから、光の速度よりも音速に近いスピードで変化すると考えた方が妥当でしょう。とするとこの計算で得られた値は観測に引っかかるかどうかのマージナルなところといえるかもしれません。実際、プロミネンスのスケッチの変化もあるといえばある程度のわずかなもので、上記の概算ともある程度符合しますね。この予想を外そうすれば、数時間、あるいは1日レベルの時間間隔が開くと、かなり大きな変化がみられることになりますね。