少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

LONG WIREの共振周波数

2010-07-31 20:32:59 | アマチュア無線
約20mほどのロングワイヤーに(正確には立ち上がり部2m+直線部7.9m+折れ曲がり部9.8m、合計19.7m)8,3mのカウンターポイズをつなげたアンテナの共振周波数を調べてみた。MFJのアナライザーは650オーム以上のインピーダンスは測れないので、インピーダンスが小さくなる直列共振の周波数をピックアップした。共振は3.6、9、17.1MHzで起こっていることが分かる。

これらの直列共振(電流腹)の間に並列共振が入っていることになる。したがって、いつもでている7MHzあたりでは大分インピーダンスは高くなっていることになる。エレメントの長さが7MHzの0.5波長に近いので、お話としてはおかしいことはない。こういう長さのアンテナに給電すると、給電点での電圧が高くなって、チューナーが壊れたりするという話を聞く。

だが、もしうまくチューニングができれば、エレメント全体から同位相の電波を放射できるし、建物の近くの電流を小さくできるので建物の影響を抑えることもできそうな気がする。感覚的にもこのくらいの長さのアンテナの方がよく交信できる気がするんだけど、、、本当かなあ。

アンテナの特性について

2010-07-29 21:41:14 | アマチュア無線
飛行機の中でアンテナの本をパラパラと呼んだ。NHKの本、評判通りなかなか味があって面白い。

例えば2分の1波長のアンテナはアンテナの両側で電流がゼロになるような定在波ができる。右側のエレメントも左側のエレメントも同じ方向の電流なので放射される電波も両方のエレメントが足し合わさってきれいな8の字のパターンになる。なるほど。1波長のエレメントになると左右に同じ方向の電流が流れるようになる。しかしそれより長くなると電流の流れる向きがプラスとマイナスが混在することになり、電波の放射パータンはへんなサイドローブができてくることになる。もっと長くするとさらに状況は複雑になっていく。

電流の流れる向きとエレメントの場所の組み合わせによって電波の放射パターンが決まるというところが、ちょっと発見だった。まあ当たり前と言えば当たり前なんだけど。でもこういう話がわかるとコリニアアンテナのように反対向きに電流が流れる部分を折り曲げて電波が放射されないようにしてゲインを稼ぐアンテナもイメージとして理解できるようになった。

ただ、ここまで来て疑問に思ったのがロングワイヤーの動作。アンテナのインピーダンスを同軸ケーブルに合わせるのはチューナーを入れるのでいいんだけど、アンテナ自身は進行波ではなく、エレメントの先端の電流がゼロになる定在波モードで動作する。そうなるとダイポールの時と同じようにエレメントが長くなると向きの違う電流が流れる場所ができてしまい、結局あまり長くしても意味がないような気もする。でも、ARRLのアンテナブックなどでは1波長以上の長いロングワイヤーが厳然と存在する。(確か1波長以上のアンテナを正式にはロングワイヤーと呼ぶと書いてあった。)こういう長いエレメントのアンテナはどのように考えればいいんだろう。

ハッセル2本半

2010-07-29 21:35:53 | 写真
夏休みをもらって田舎(島根県松江市)に帰省していた。今回はハッセルだけを持っていった。いつもと違うのはフラッシュをもっていったところ。まだカメラ本体にフラッシュをつなげないので、なかなか思ったようにシャッターを切れないが、それでもいつもは撮れないような状況で何枚か写真を撮った。そういうことで今回撮った写真は人ばかり。宍道湖に浮かぶ嫁が島も、遠くにかすむ大山も撮らず、ひたすら人を撮った。といっても
ブローニーで2本半ほどだけどね。現像は週末かなあ。フラッシュ撮影がどんなふうになったかお楽しみ。

印画紙とフィルム

2010-07-25 21:07:25 | 写真
久しぶりにヨドバシに行ったらKentmereの印画紙が売られていた。以前は扱っていなかったように思うんだけど、いつも買ってるOrientalよりも安くて8つ切り100枚で5000円を切っていた。今度使ってみよう。それからしばらくなくなってもう生産中止かと思っていたコダックのTRI-X400のブローニーフィルムが復活していた。秋葉原のヨドバシのモノクロ売り場にはモノクロ写真のための参考書なんかも置いてあって、多少気合を入れた形跡がみられる。たくさんのデジタル写真家を生んだ技術革命が、僕と同じようにモノクロへタイムスリップする人も生み出しているのかもしれない。割合は少なくても、デジタル写真を撮る人は相当いるはずだし。

E-519 ホットシュー

2010-07-25 16:00:48 | 写真
ふとハッセルでフラッシュ撮影をしてみたくなった。今までハッセルはお天気の日にしか使えなかった。何となく、フラッシュ撮影というのは影が汚く出る気がして、ハッセルでフラッシュ撮影などやってはならないと勝手に決めていた。でも、もちろんそんな法律はない。すきにやればいいのである。ということで考えて購入したのがエツミのこのアダプター。レンズのシンクロ端子をこのアダプターにつなげるとホットシューのついたフラッシュが付けられるようになる。以前から持っていたミノルタのフラッシュをつなげたらちゃんと発光した。あとはこのアダプターをハッセルに取り付けるアクセサリーが必要なのだが、中古でもあまりでまわっていないよう。当面はカメラの横に三脚でも置いてフラッシュをとりつけようかな。

ケーブルの速度係数

2010-07-25 08:33:34 | アマチュア無線
アナライザーのDistance to faultモードで、5mの同軸ケーブル(RG-58U)の長さを測ると24.8フィートとなった。これはメートルに換算すると7.44m。したがって、速度係数は

5/7.44=0.67

となった。ねこのひるねさんに教わった数値ともだいたい符合する。計測はケーブルをつなげた状態で2つの同調点を機械に教えてあげると勝手に計算する。

Arduino Duemilanove

2010-07-24 21:01:34 | その他
イタリアから来たマイコン。開発ツールをインターネットからダウンロードして、サンプルプログラムを走らせみた。ほとんど問題なくうまくいった。とりあえず今日はLEDをピカピカ光らせてみただけ。

アンテナ計測とケーブルの長さ

2010-07-24 18:12:33 | アマチュア無線
(1)アンテナのインピーダンスを測るときは0.5波長の整数倍の長さの同軸を使えばOK.それ以外だと正しい値が測れない。短縮係数に注意。(ハムのアンテナ技術、p191)

(2)SWRはケーブルの長さに影響されないが、長くなるとケーブルのロスのために若干SWRが少し小さくなる。(MFJ-259Bマニュアル、p19)確かに以前の記事のSWR特性もそんな感じになっている。

LONG WIREのインピーダンス特性

2010-07-24 14:55:33 | アマチュア無線
家の前に貼っているロングワイヤーのインピーダンスをアンテナにアナライザーを直接つないで計測した。カウンターポイズは7.5mの金属メジャー。エレメントは大体真中で半分に折り曲げられている。地上高は2mほど。大体の共振周波数は9MHz弱。1と2はエレメントの曲げ方を変えた。特に1の方は木の葉っぱにたくさんの場所で接触しており、2はほとんど当たっていない。1の方が抵抗値が高いのはそのせいだろうか。

エレメントの長さは概略20mぐらい。これだと7MHz近辺で共振するはずが、だいぶ高い周波数にずれている。カウンターポイズの長さが短いことが影響しているのかもしれない。実際、カウンターポイズの長さをもっと短くして3mくらいにすると共振点はさらに高くなって10MHzくらいになる。

エレメント長さが20mだと7MHzではインピーダンスが高くて計測不可能だった。そこで、15m位ワイヤーをつなげて全長35mほどにして、アンテナチューナーで同調して送信をしてみたところよく電波が飛んで1時間ほで10局近くの交信ができた。