少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

デルタループとSlim Jimアンテナの比較

2016-09-25 18:00:03 | アマチュア無線

久しぶりの良い天気ということもあり、近くの生田緑地にある飯室山(標高80m)から6mSSBでQRV。ただ交信というのも何なので、最近作った1エレデルタループとSlim Jimアンテナを持っていって比較実験を行った。交信したいずれの局も気持ちよく協力していただき感謝感謝。

ここが本日の運用地。生田緑地には枡形山と飯室山の二つがある。今日は飯室山から運用。

シャックはこんな感じ。キーは持っていったけど、アンテナの調整にちょっと使っただけ。

デルタループの給電部。ロケットで買ったバンザイベースに2.5mのロッドアンテナを指してある。バランは、山内さんにもらったミニミニバランを搭載。ロッドアンテナを大体のところに伸ばして、先っぽにエレメントを挟んで出来上がり。

デルタループを展開した様子。ちょっと歪んでいるのは、ご愛敬。

Slim Jimを縦位置で展開。すごく軽くて長さも知れているので取り回しはとても楽。縦位置にした時の給電点はかなり低い。

Slim Jimを、横向きに展開してみた様子。

全部で8局と交信して比較レポートをいただいた。全般にはやはりデルタループの方がS2くらい感度がいい感じで、まあそうでしょうねという結果。

JR1NNL後藤さんから、SLIM JIMのエレメントを横にしてみたらと助言をいただき、やってみると相手が水平系の場合にはデルタループよりも良いレポートがくることもあり、どうも送受信の偏波面のマッチングが重要ということも判明。デルタループに比較して、JJ1SWI香川さんからは、それほどSが変わらないというレポートもあり、思いのほかSLIM JIMも健闘していた。6mでは八木系のアンテナが多いので、アンテナは横置きにした方がよさそう。

ただ、6エレキュービカルクワッドというすごいアンテナを上げているJA1WZX伊丹さんからはデルタループから横向きSlim Jimに換えたらSが5ダウン、さらに縦むきにしたら7ダウンしたとのレポートも。相手のアンテナやロケーションなどの影響もあるだろうし、なかなか決定的な結論というわけにはいかない。あー、面白かった。ダイポールと比べてみた方が良かった気もするな。

ご協力いただいた各局に感謝します。

 

 

 


Spertopf balun

2016-09-22 18:57:58 | アマチュア無線

今日も雨。7MHzのアンテナはマッチング部に水が入ったのか、SWRが上がってしまい使用不能。ということでコンテストにも出ずアンテナ研究。0.25波長の網線を同軸ケーブル(1.5D2V)の上に巻き付けて同相成分をブロックするシュペルトップバラン。

0.25波長はいいのだけれど、光の速度がどのくらいケーブルの中で遅くなるかというファクター(速度係数)が曲者。網線の長さを78センチとしてオープンしてある外と内の網線間のインピーダンスを計測した。網線の反対側はショートしてあるので、0.25波長の伝送路の反対側から見るとインピーダンスは無限大になるはず。測定結果をみると53MHz程度で抵抗成分が最大になり、リアクタンスがゼロになっている。この周波数を共振点とみると速度係数とは0.54程度となる。50.2MHzで共振するようにするためには、あと2センチくらいのばす必要がある。ショートした伝送路の端のインピーダンスは抵抗分ではなく純リアクタンスになる気がするのだけど、その辺はよくわからない。計測器の問題のような気もする。

 

 


50MHz Slim Jim Antenna

2016-09-18 12:44:24 | アマチュア無線

SLIM JIM アンテナを5mほどの2階ベランダから上げて交信してみた。都内ばかりだが、一応それないりのシグナル強度で飛んでるようで一安心。一つ気付いたことは、高く上げると、カウンターポイズがなくてもスピーカーへの回り込みは発生しないこと。ラジエーターと大地との容量結合が小さくなったことが関係しているんではないかと予想するが、いかが?


50MHz Slim Jim Antenna

2016-09-17 18:23:48 | アマチュア無線

一度作って、上手く行かなかった50MHzのSlim-Jimアンテナ。再度調整をしてみた。出来るだけ周りに障害物がない場所で計測してみると、同調点がやや高いようなのでエレメント長を少し延ばして、いいところに共振点を移動。さらに共振している周波数のインピーダンスが低いので、給電点をもう少し短絡点から離してみた。SWRも最低値が1.1と満足いく結果。しかし、ちょっと波を出してみると、パソコンのスピーカーからすごいハム音、電圧給電アンテナのカウンターポイズを付けないときと同じ傾向。そこで数メートルのカウンターポイズを付けてみると無事ハム音は消えたが、少しアンテナの共振点が高い方にずれてSWRの最低値も少し上がってしまった。まあ、許容範囲内だけど。ちょっと実戦で使ってみたいなあ。