少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

並べること

2011-06-27 20:34:26 | 写真
趣味で写真を撮っている。カメラの量販店には1000万画素を超えるような高性能のカメラが安価に手に入る時代だ。写真を撮って楽しまない方がおかしい。が、私はデジカメは使わない。正確には仕事以外ではデジカメは使わない。珍しくなったフィルムをカメラに入れて写真を撮り、現像から引き伸ばしまで自分でやっている。これがなかなか楽しい。

ここひと月ほど、35mmカメラで同じような写真を同じようにとっては現像し、気になったコマをプリントして見た。対象は見慣れた街の風景ばかりなので、これといった写真はない。でも、中にはいいなと思うのもたまにある。

そんな何気ない風景の一連の写真にはどれが大切でどれが大切でないというコマごとの差がない。一方、いつもはこれと思った風景や人の写真をとっているから、これはと思っていない写真や露出を間違えたコマはすべて失敗ということになる。そういうコマはプリントされることもない。つまり撮られた写真には良い写真と悪い写真があるだけだ。良い写真と悪い写真の間に意味はない。

ところが、カスみたいなコマばかりだと、どれがいいか悪いかよくわからないから、とりあえずベタ焼き(ネガを並べて全部を一度に印画紙に焼き付けること)をしてみることになる。すると今まで気にしていなかったいろんなことが見えてきた。同じ露出条件でとった写真でも結構ネガの濃度が違っているとか、お天気の違いでネガの濃度が大きく違うことなどいろいろだ。今まで失敗として見捨てられれていたコマにもちゃんと意味があることが見えてくるのだ。

どうも人間というのは物事を絶対的に見ることができないらしい。要するに慣れてしまうのだ。こういう時には比較をしてみることが有効だ。つまりベタ焼きのように並べてみること。我々は、どっちが濃くてどっちが薄いかということなら間違いなくできるように出来ている。濃度の差には意味がある。そのことを考えてみることが大事なんだと思う。そんな意味で、ネガのベタ焼きを強くオススメする。ベタ焼きは思った以上のことを語りかけてきてくれるのだ。

この方法論は写真だけに言えることではないだろう。どんなベタ焼きを作るかは考え方次第なのだから。

今日もカスババ写真

2011-06-26 17:53:00 | 写真
今日もカスババ写真

たくさん写真を撮っている。だいたい一週間で36枚巻を一本づつ。週末に現像とプリントをする。まあ、みんなカスバ写真なので、大したものはない。でも、今日その中でプリントした一枚だけ、これはいいなあというコマがあった。仕事の時とった写真なので、カスババ写真集にはいれてないが、なかなか良いプリントになった。同じ場所で撮った写真も何コマもあったのだが、いいなあというコマはこれだけだった。再現しようとしてもそうはうまくいかないだろう。カメラの露出計がどのように判断するかは、空の入り方や茂みの具合など、いろんな要素があるから、ほんのわずかなアングルの違いでも微妙に違ってくる。いくらフィルムの実効感度や現像条件をきちんと決めても、思ったようにはなかなかいかない。いい写真は沢山撮ることによってころっと転がりでてくる。ガチャガチャを回して、アタリがたまにでてくるようにね。

UNZONE SYSTEM

2011-06-25 20:45:58 | 写真
カス馬場写真をいっぱい撮っていると、今までは気がつかなかったような現像やプリントのポイントに気持ちが行く。その中で、面白いサイトを見つけた。
UNZONE SYSTEMというロールフィルム用の露出や現像のコントロール法だ。ベタ焼きを使ってネガの具合をみるというものらしい。ベタ焼きを積極的に活用するこの手法、面白いと思う。この記事のよると、

①正しいベタ焼き時間:パーフォレーションの穴の内外の濃度が同じになる最短の露光時間を探す。

②ベタ焼きのシャドウの細部が黒く潰れてよく判らない場合は、撮影時の露出が足りない。次回からは露光指数を下げる。逆にほとんどのコマに真っ黒な部分が無い場合は露出オーバーなので、次回からは露光指数を上げる

③次は明るい部分だけに注目する。真っ白い部分の面積が大きいコマがほとんどなら、ネガのコントラストが高過ぎる。次回からは現像時間を減らしてコントラストを下げる。

露光指数を半分にするごとに現像時間を3/4 倍として全体を調整する。プリントするときの露光時間もパーフォレーションの穴の内外の濃度が同じになる最短の露光時間で焼く。

SWR

2011-06-18 16:44:07 | アマチュア無線
SWRは低いところで1.5を割るかどうかといったところ。ちなみに給電点を少し上に持ち上げると多少放射抵抗が大きくなってSWRが下がる(グラフ参照)。早速ALL Asian DX コンテストに参戦してみた。VKやサイパンなどと交信に成功。一応波はでているようで一安心。バンドのコンディションはイマイチで聞こえる局の数もまばらな感じだ。

21MHzループアンテナ

2011-06-18 16:41:28 | アマチュア無線
先週作ったループアンテナに1:4のバランを付けて特性を測定。エレメントの長さを調整して21MHzちょっと超えたところで共振するように持っていき、そのあとインピーダンスを測定した。抵抗分は4分の一になると40Ωを切るくらいでちょっと下がりすぎてしまうが、それでも50Ωのケーブルで十分直接つなげる範囲内。

火星探査機に名前が載った

2011-06-14 23:23:13 | 天体観測
今年の暮れに打ち上げられるアメリカの火星探査機。なんでもWEBで書き込むと自分の名前をマイクロチップに載せて火星まで連れていってくれるらしい。締切ギリギリで気がついて申し込んだ。別にだからどうという話ではないけど、ちょっと嬉しい。まずは打ち上げの成功を祈りましよう。