少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

60mmファインダー

2007-01-31 21:31:54 | 天体観測
笠井トレーディングからファインダーの新製品が出た。その中の一つ、60mmのファインダーを買った。250mmニュートン望遠鏡には、50mmのファインダーがついていたが、接眼部が小さくてのぞきにくかった。新しいファインダーは、普通のアイピースをつけることができる。オプションで正立アングルや十字線入りのアイピースも出ているが、とりあえず今回は最小限のファインダーとファインダー脚だけを購入した。

ファインダーに35mmのパンオプティックというのはちともったいない感じもするが、さすがにとってもよく星を確認できた。でもちょっとくたびれたので、今日はちょっとだけ月や土星をみただけ。

オプションの製品もそのうち買うことになりそうだ。

ハイアイポイント

2007-01-23 22:41:46 | 写真
ベッサで写真を撮る時に、眼鏡をした状態では40mmのレンズのフレームを全く確認できない。眼鏡をとって、まつげが当たるくらいにアイピースに目を近づけないとだめだ。眼鏡をとっても見えるように-3ディオプターの視度調整レンズを入れたので、眼鏡をとれば一応は見えるようになった。

でも、スナップショットを撮ろうと思うといちいち眼鏡をとるのはうっとうしい。左の目も眼鏡をはずしているのでぼやけてしまい、1倍のファインダーのメリットを生かした両目でのフォーカシングもできない。

天体望遠鏡では眼鏡でもよく見えるようにアイレリーフを伸ばしたものがたくさんある。

カメラではアイポイントというらしいが、昔のニコンF3にHP(ハイアイポイント)というバージョンがあるらしいが、それ以外ではあまり見かけないようだ。

眼鏡をかけてカメラを使う人もたくさんいるだろうに、そういう人たちってハイアイポイントのカメラをつかうというニーズを持っているんじゃないだろうか。

モノクロ現像の定点観測

2007-01-23 22:26:02 | 写真
印画紙のコスト高ということもあり、最近はオリエンタルのRCペーパーばかり使っている。ただ、大きさは6切り。小さい印画紙ではどうも写真がよく分からないから。

フィルムの現像はネオパン400プレストをEI=200で撮影。現像はシュテークラー氏の2液現像。印画紙現像はプロトールスタンダードを希釈して使う。カメラはハッセルとベッサ、そして中古の望遠で子供を撮る時はミノルタSR-101をたまに使う。

フィルム現像の温度や時間もほとんど変化なし。同じプロセスを同じように処理している。退屈と思えるかもしれない。

でも、最近ちょっとなにかが見えてきた気がする。いつものプロセスを中心にしたわずかな揺らぎだ。いつものプロセスではちょっとだけネガが濃すぎたりすることがある。そういう時はほんの少し現像条件を変えてみる。例えば攪拌を一回だけへらすとか。逆に露出を三分の一段だけ減らしてみる。そして結果を見る。他の要素は変えない。いつも一緒だ。

何もかも同じ様に現像するからこそ、わずかな処理の変更の結果が見えてくるのだと思う。いつも同じ立ち位置であたりを見てみること、それが大切だ。歩きながらではなかなかわずかな変化を捉えることはできない。

飛行機から見た夜空

2007-01-22 22:07:55 | 天体観測
ヨーロッパからの帰国の途中、ボーイングトリプルセブンの向かって左側に座った。シベリアの上空を飛び続ける飛行機の窓からずっと空を眺めていた。最初は赤紫に染まった明るい空と暗い空の境目の美しさに見とれていたが、そのうち空は深い青から、さらに暗い色へと変化していった。

きっとたくさんの星が見えると予想をしたのだが、残念ながら星はちっとも見えない。まあ、飛行機の窓という限られたフレームから見える空の角度はそれほど高くないので、水平線に近いところしか見えないことはわかる。ヨドバシカメラで買った1400円のモノーキュラで見ても結果は同じ。ちっとも見えない。

それにしても一つも星が見えないというのはどういうことか。多分、飛行機そのものが出している光のためではないかと思う。本当なら上空1万メートルでおまけに下はシベリアのツンドラ。空気の澄み渡り方は、これ以上の場所は地球に存在しないと思う。飛行機に天窓って作れないんだろか?きっと技術的にはそれほど難しいことではあるまい。満天の夜空を眺めながら飛ぶ旅も悪くないと思うのだが。

エールフランス機で出てくるフランスパンをほおばりながらそんなことを考えた。