少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

On Writing

2010-01-30 23:38:37 | その他
Stephen KingのOn Writingという本を呼んだ。題名は「本の書き方」くらいの意味だろうか。

Kingはアメリカのベストセラー作家らしい。が、彼の詳しい作品のことは知らない。この本の中で、Kingは小説を書くことを化石さがしのようなものだと言っている。小説を書くことと化石さがしのどこがにているというのだろうか。小説を書くというと、まずはあらすじを考え、登場人物を考え、それから丁寧に文章を組み上げていく、そんなイメージを持っていただけにちょっと不思議な感じがした。

しかし、Kingは、ストーリーなんか考えちゃダメと一喝する。自分の経験に照らし、正直に文章を書けば、いつの間にか傑作が出来上がるという。そんな馬鹿なと思われるかもしれない。正直に文章を書けば傑作が生まれるのなら、誰でもベストセラー作家になれるはずなのに、現実はそうなってない。全くその通りだ。

でも、自分の経験した技術開発でも似たようなところがあるなあ、と最近思うことがある。若いころは、あれこれ頭をひねって新技術を提案し、なんとかそれを大きくしようとあがいていたような気がする。ところが最近は、目の前にある状況を良く見て、プロジェクトが進むように助言したり、直接の開発とは関係ない裏方の仕事をしていることが多くなった。それは粘土を使って人形を作るというより、地面に埋まっている人形を少しずつ土を取り除いて掘り出す作業に近い。

ここで大切なことがひとつある。それは、そのプロジェクトがうまくいくと強く信じることだと思う。何やっても駄目だと思っている人が、いくらそのプロジェクトの手伝いをしても、決してそれは良い方向に向かわないだろう。それはたぶん小説を書くときにも同じことなんだろうと思う。小説を書こうとする前に浮かんだインスピレーションのようなものが、強く頭の中にあり、それを書きあげる意思が持続しない限り作品が形になっていくことはないだろう。違う言い方をすれば、掘り起こす前から化石がそこにすでに埋まっていると信じることが最も大切なことだのだ。

新しい技術や製品。それらは我々が考えるはるか前からすでに出来上がっているのである。我々ができることは、それを考古学者がブラシを使ってそっと化石を掘り起こすように、大切に少しずつ掘り出す作業をすることなのである。そんな風に考えて仕事をしてみると、また違った見方ができるかもしれない。


3.5MHz QRV

2010-01-30 23:30:14 | アマチュア無線
ロングワイヤーアンテナを使って初めて3.5MHzで交信をした。CQ誌に載っていたアンテナチューナーを利用した。夕方にアンテナをしかけて、夜になってからワッチしてみた。いつも交信している7MHzは、夜になると国内の局はほとんど聞こえなくなってしまうが、3.5MHzではのんびりしたQSOがいくつか聞こえた。すぐそばの船橋の局だったが、名前や住所の交換もできた。こちらからの送信スピードも16WPMとゆっくりめにしたが、落ち着いて交信ができて良かった。

CWONLINE 会議室

2010-01-29 23:46:23 | アマチュア無線
CWの練習をさせてもらているCWONLINEの会議室にちょっと質問をしたら、それが盛り上がってスレッドになってしまった。どのように受信をするかというコアな話題だけど、世界中の人とCW談義で盛り上がるのもまた楽しいなあ。いつか彼らと実際に交信するときが来るだろうかね。

スピリットついに脱出を断念

2010-01-28 22:30:58 | 天体観測
火星で活動している双子の探査機のうちの一台スピリットがついにスタックしたやわらかい土からの脱出を断念した。なんでも冬の寒さをしのぐために、この場所で移動するのをやめて太陽に向かって太陽電池を傾ける操作をするらしい。2個の車輪が動かなくなって苦労していたようだが、今後は固定の観測基地として観測を続けるらしい。ちょっと残念な気もするが、なんとか冬の寒さを乗り切って観測を続けてほしいと思う。

火星接近

2010-01-27 20:54:40 | 天体観測
あんまり天文雑誌とか見ないので、火星が接近していることを最近まで知らなかった。一般の新聞に出ているのを見て初めて知った。確か2年ちょっとに一度は接近するらしいから、接近自体はそれほど珍しいという話かではない。一応ご挨拶をしておこうと望遠鏡(TV-85)を向けたが、なんとか極冠がかすかにわかる程度で、それ以外の部分の模様はほとんどわからなかった。今回は接近するといっても一億キロに近い距離があるそうなので、いたしかたないところだろう。数年前の大接近のときは、結構模様が見えたのを記憶している。次に大接近するのはいつだろうか。それまで細々とでも星見をつづけていたいと思う。

フィルムついて

2010-01-26 22:50:07 | 写真
なんでも富士のプレスト400の中判用のフィルムがなくなるらしい。いつもハッセルではこのフィルムを使っているだけに困ったことになった。とはいっても自分でも最近はあまりフィルムを消費していない。これからはコダックにするんだろうね。35ミリも長いロールで買えるのはコダックになってしまっているので、フィルムは大判で使っているアクロスだけが国産ということになってしまった。

そういえば今日、ちょうど大判用のフィルムをビックカメラで買ってきた。前から気になっていたんだけど、ビックの値札シールにときどき10%サービスと書いてあることがある。あれって、期限切れ真近でポイントを通常の10%増しにしてくれるものだと思っていたんだけど、実はそんなことは何もなく、普通にポイントを10%つけるという意味だと初めて知った。同じ商品でもラベルが異なることもままある。ちょっとインチキだなあ。

それから正月に大判のネガカラーで撮ったフィルムを現像に出して帰ってきた。ちなみに大判はフィルムホルダーごと現像に出すと、そこからフィルムを出して現像してくれる。まあ、大したものを撮ったわけではないけど4枚現像して2枚はまあまあの出来になっていた。今回は現像だけしかしなかったので良かった2枚をプリントしようと思う。家族のポートレートと子供の小学校の写真。もう下の子も卒業なので大きく引き伸ばして(4つ切り位かな)額にでも入れてみようか。いつか懐かしくこの写真を見ることもあるだろう。

写真ネタ3題でした。

CW暗記受信

2010-01-25 22:44:22 | アマチュア無線
CWを受信するとき、練習するサイトを使っているので、文字をキーボードから入力している。そうなるとどうしても暗記受信ではなく一文字一文字に反応してしまう。それでもかなりの速度までは受信できるのだが、実戦では単語ごとに聞き取れないと文章にならない。ということで何とか暗記受信できるよう練習を始めた。でも思ったよりこれは難しい。ついでに練習させてもらっているCWONLINEというサイトの応答が非常に悪くなった。ほとんど練習ができない状態だ。もう少し様子を見て、おかしいようなら掲示板にでも指摘してみようっと。

CW講習会

2010-01-24 18:16:44 | アマチュア無線
今日は2回目のCW講習会。ちょっと遠くて10分ほど遅刻して到着した。前回は生徒は三人だけだったが、今日は先生級の人がもう一人と、見学の人が2人で結構賑やかな講習会になった。

コールサインシャワーに続いてランダム記号の書き取り。書き取りはテストということで自分であとでチェックする。スピードはかなり遅いので、この辺りは正直あまり問題にならない。

最後に模擬QSOを先生とやった。前回の講習も同じようなパターンだったので、ちょっとだけ準備していたせいで無難にこなせた。エレキーのスピードを18WPMに設定してあったが、少し早すぎるとの指摘を受けた。ゆっくりだと打ちにくいので少し早目の設定にしておいたのだが、そんなスピードで打ち返されたら確かに大変かも知れない。まあ、25WPMくらいまではそれほど苦にはならないが、実QSOではもう少しスピードを下げた方が無難だろう。

講師のJA1BWA高橋さんの著書「DXの歴史」を本屋で購入したら、ご本人からサイン入りの同じ本をいただいた。ご本人の勧めもあり、買った本は近所の図書館に寄付しようと思っている。ただで教えていただいているので、多少のお礼の意味もある。

もちろんCWの練習にはなるが、こうした人とのつながりがCWを続ける力になればいいなあと思う。

太陽黒点

2010-01-24 10:24:38 | 天体観測
太陽黒点が2群になった。(昨日からあったのかもしれない)Hαでの観察は、フィルタの角度によって見え方が大きく変わる。その意味では科学的な観察とは言えないかもしれない。ま、それはそれでいいけどね。