少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

STUB実験

2016-07-23 20:58:12 | アマチュア無線

HF用のJ型アンテナを作ろうと思っていろいろやったけど、いじるパラメータがいくつもあって、全然上手く行かない。仕方がないので、このアンテナの肝である0.25波長のスタブについて基礎的なデータどりを行った。

まず300オームのフィーダの両端をオープンにして、片方の端のインピーダンスを測定。21.05MHzでほぼゼロになるように長さを調整した。その時の長さが2.95m。真空中の電波では21.05MHzの0.25波長は3.56mなので、このフィーダーの速度係数は0.83ということになる。大体そんなものらしい。

その後、片方の端をショートして、ショートした端からの距離と抵抗の値をプロットしたのがこのグラフ。周波数は21.05MHzのまま。理論的にはショートした端は0オームで、0.25波長の端点では無限大になるはず。計測値も、短落端から離れるほど、徐々に抵抗値が大きくなっていることがわかる。この抵抗値が50オームになるところに同軸をつなげ場マッチングがとれるということになる。他の文献では0.05波長くらいのところに同軸をつなげるような記述があったが、このグラフからると。もっと短落端に近いところで0.01波長くらいのところが適当となった。J型アンテナでは、スタブの開放端に0.5波長のエレメントをつなげるので、これが影響するのだろうか。ということで、今度は端を開放ではなく4.7Kオームの抵抗で終端した。これは0.5波長のアンテナの端での抵抗値。そうすると、短落端からの抵抗値もぐっと小さくなったが、50オームになる位置はそれほど大きくは変わらない。

勉強になりますな。

 

 

とりあえず今日はここまで。面白かった。