こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

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2015年12月23日 02時22分14秒 | 文芸
 定年退職以来、
家では肩身の狭い思いをしている。
そこで近くの大型スーパーへ頻繁に足を向けた。
全館冷暖房完備、
飲食店もファーストフードも軒を並べている。
一日中いても誰も文句をいわない。
まさに極楽浄土(?)。
 とはいえ、
なにか家族のためになることをしたい。
隠居の身分になっても
世帯主の責務とおサラバしたわけではないのだ。
「買い物は俺に任せろ。無駄使いはしない!」
 と家族の前で宣言した。
 スーパーに常駐(?)していれば、
タイムセールを見逃しはしない。
値引品は店内巡回(?)でゲットする。
格安戦利品を持って帰れば、
レシートを見た妻は喜色満面だ。
「食材を安く選んで買えるんだから、
ついでに食事の用意もしなさいよ」
「はい」
 それ以降、
私の家庭内における活躍の場はドンドン広がった。
洗剤を買って帰れば、
「洗濯お願いね」。
日用雑貨を買えば、
「掃除出来るわよね」と、
ちょっと
想定外の事態だ。
コメント (1)
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