こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

歩けば

2016年05月13日 00時28分12秒 | 文芸
食材の買い出しは

いつも近くのスーパーまで自転車で出かけるが、

久しぶりに歩いた。

 山に沿ったわき道を選んだ。

幹線道路みたいに車の通行は激しくない。

というよりめったに通らない。

のんびりしたものだ。

 沿道にいろんなものを発見しながら歩いた。

古い伝説が伝わる井戸やお地蔵さんに道標……

車なら通り過ぎてしまうが、

歩きは便利だ。

興味を持てば観察するため道草を食える。

 小学校や中学校に通っていたころを思い出す。

四十分余りかけての通学は、

実に楽しかった。

季節に応じた新しい発見や観察に

何度も友達と道草を食いながら歩いたものだ。

 あの頃の自然はずいぶん失われたが、

まだまだ豊かだ。

田舎に住む者の特権である。

 途中出会う住人や自転車通学の中学生らと、

ごく自然に挨拶を交わしあう。

都会ではまず考えられない光景だろう。

ホッと癒される。

 五十分程かかり到着した。

疲れどころか気分は爽快だった。

時々歩くのもいいもんだ
コメント
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