こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

ニコニコ

2016年05月21日 00時33分35秒 | 文芸
新設高校の創立期に学び、

クラブ活動も

自分で作った同好会だったので、

先輩はいない。

新設校特有の自由な校風もあって、

後輩に「先輩!」と

呼ばれる機会も皆無だった。

初めて先輩気分を味わったのが、

創立十周年時。

同窓会役員の立場で

記念祝賀の実行委員会に参加すると、

顔も知らない後輩たちの方が多い。

気遅れを覚えたが、

同じ学び舎で育った絆は

ちゃんと生きていた。

「先輩!」

 祝賀イベントの企画を進める中で、

後輩たちは

当然のごとく呼んだ。

しかも頼られて、

先輩気分を満喫する。

先輩がいない第一期の卒業生だから

当然と言えば当然。

(俺はお前らの先輩だ!)との思いで、

後輩をリードした。

 十五周年祝賀会で

同窓会役員を引退した後も、

母校へ顔を出すたび、

顔を合わせる在校生に

「先輩!」と奉られ、

ニヤニヤしている
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