新設高校の創立期に学び、
クラブ活動も
自分で作った同好会だったので、
先輩はいない。
新設校特有の自由な校風もあって、
後輩に「先輩!」と
呼ばれる機会も皆無だった。
初めて先輩気分を味わったのが、
創立十周年時。
同窓会役員の立場で
記念祝賀の実行委員会に参加すると、
顔も知らない後輩たちの方が多い。
気遅れを覚えたが、
同じ学び舎で育った絆は
ちゃんと生きていた。
「先輩!」
祝賀イベントの企画を進める中で、
後輩たちは
当然のごとく呼んだ。
しかも頼られて、
先輩気分を満喫する。
先輩がいない第一期の卒業生だから
当然と言えば当然。
(俺はお前らの先輩だ!)との思いで、
後輩をリードした。
十五周年祝賀会で
同窓会役員を引退した後も、
母校へ顔を出すたび、
顔を合わせる在校生に
「先輩!」と奉られ、
ニヤニヤしている
クラブ活動も
自分で作った同好会だったので、
先輩はいない。
新設校特有の自由な校風もあって、
後輩に「先輩!」と
呼ばれる機会も皆無だった。
初めて先輩気分を味わったのが、
創立十周年時。
同窓会役員の立場で
記念祝賀の実行委員会に参加すると、
顔も知らない後輩たちの方が多い。
気遅れを覚えたが、
同じ学び舎で育った絆は
ちゃんと生きていた。
「先輩!」
祝賀イベントの企画を進める中で、
後輩たちは
当然のごとく呼んだ。
しかも頼られて、
先輩気分を満喫する。
先輩がいない第一期の卒業生だから
当然と言えば当然。
(俺はお前らの先輩だ!)との思いで、
後輩をリードした。
十五周年祝賀会で
同窓会役員を引退した後も、
母校へ顔を出すたび、
顔を合わせる在校生に
「先輩!」と奉られ、
ニヤニヤしている