こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

ライ麦畑はいま

2023年06月26日 03時09分45秒 | 日記
「あれは何やの?」「すぐ目に飛び込んでくるわ」「気になるねんけど」
わが畑は農道と行動に挟まれ、
とにかく見通しがいい。
行きかう人に夫婦で散歩、そして犬を散歩させる人など。
結構多い。
顔なじみになる人も、
特に小学生をはじめ通学する姿も、
鉄柵で囲まれた畑の中を、黒い犬が脱兎のごとく走り回る。
甲斐犬源ちゃんである。
「げんちゃ~ん」なんて、
親しく声を掛けてくれる子供たちも目立つようになった。
源ちゃん、かなり人気者になった。
そんな中で訊ねられるのは、
畑のあちこちに育つ丈の高い植物。
2メートル近く伸びて、
風の直撃を受けても、
すぐ天に向かって立ち直ってみせる。
この植物、「ライムギ」である。
周囲の田んぼは、小麦や裸麦、大麦などが一般的で、、
既に刈り終えている。
そんな時期に枯れ色のライムギの立派な姿は、
誰もの興味を惹きつけてしまうようだ。
ムギといっても粉にするわけじゃなく、
緑肥として使うためにそれが植えている。
いまや「ライムギ」は人気者である。
炎天下に日陰を作り、
暑さに弱い甲斐犬源ちゃんも、
その陰らに入ってジーッとしている姿は、
一幅の絵である。
J.D.サリンジャーの名作本「ライ麦畑でつかまえて」は、
若い頃読みふけったロングセラー作品である。
しかし今に至るまで、
現物を知らずにいた「ライ麦」
それが手のふれるところに育っているのが驚きだ。
風になびく爽やかさを横目に、
私と妻、そして源ちゃんの、
熱中症寸前の畑仕事は続けられていくのだった。(苦笑)

畑DEライブラリーの7月プログラムが出来上がった。
ぜひご参加ください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする