難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

障害者の英文表記と差別禁止法

2006年02月07日 13時00分26秒 | 生活
060126_1834~001.jpg060126_1834~002.jpg京王線の優先席のつり革が新しくなっている
高さが一段低くなり、黄色なので特別なメッセージを持っていることが示されている
携帯電話は電源を切るように書かれており、ドアの上の電光表示も繰り返し表示されている

優先席には英文表示があり、障害者は「体の不自由な方Disabled」と表示されているが、京王にDisabledは差別用語だから変更するようにと意見が寄せられたそうだ
DisabledはADAにも使われている言葉なのでちょっと驚いた

確かに「不全」ではない、能力の発揮を妨げさせられている人だ
英語でどう表現するか、障害者問題の専門家の協力により適切な言葉のを選定するとともにその言葉の理解を広める努力が必要だ
「ノーマライゼーション」だって10数年前でも理解は怪しかったのだから
だから東横インみたいなことが起こる
建築基準法やハートビル法の規制強化が取り沙汰されているが、障害者差別禁止法の制定にも影響する
個別法の不備は不十分でもその是正により、問題の所在と限界が明らかになることで社会の理解に繋がるからだ
社会の理解がなければ障害者差別禁止法の実現は難しい

ラビット 記