難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

NHKで中途失聴・難聴者の手話講習会について放送

2009年02月05日 14時42分42秒 | 生活

090205-060724.jpg地域で行われている手話講習会は、健聴者向けで、障害者自立支援法の地域生活支援事業で実施される社会参加促進事業の手話奉仕員養成事業だ。これは、法律的にはボランティア養成事業だ。
聞こえない人が地域で円滑に生活出来るように手話で会話出来る人を増やすことが目的で、手話通訳養成事業とは違う。

都内の手話奉仕員養成講習会が支援法の事業として行われているか、区市の独自事業で行われているかは不明だ。

中途失聴・難聴者対象とした手話講習会は一部の区市でも行われているが、健聴者対象の手話講習会の一環として行われているのではないだろうか。つまり、「手話の学習による自立促進」ではなく、「手話の学習による社会参加促進」になってしまっている。


ラビット 記
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中途失聴者が手話を学ぼうとするとき、いくつもの困難に直面することになる。
各地にある手話講習会や手話サークルはそのほとんどが聞こえる人向けである。中途失聴者は講師の声が聞こえないだけでなく、教えられる手話もろう者が使う手話であることが多く日本語で生活してきた中途失聴者が習得するのは至難の業である。
苦難の道を乗り越え手話を習得した人の体験談、一部の自治体で行われている中途失聴者を対象に行われている手話講習会の模様などを通して中途失聴者が手話を習得するためにどの様な環境整備が必要か考える。

放送予定
NHK教育テレビ「ろうを生きる難聴を生きる」
2月8日(日)19時30分~
再放送 2月13日(金) 12時45分~
    2月15日(日) 19時30分~
    2月20日(金) 12時45分~
http://www.nhk.or.jp/fukushi/chokaku/902.html




人工内耳のマグネットは危ない!?

2009年02月05日 00時42分45秒 | 生活
090120-085441.jpg人工内耳は、耳かけ型で使っているが、蝸牛に電気信号を伝えるアンテナは強力なマグネットで頭に張り付いている。

しかし、いろいろな理由で落っこちそうになる。気をつけないと。

傘を差しているときに、傘の骨にくっつくのは日常茶飯事だ。
その他、新幹線の窓側に寄りかかっている時も注意が必要だ。バスもそうだ。くっつくというより、あたって落ちるのだ。

前に、タクシーから降車する際にタクシーのドアにくっついたのはあわてた。ドアが閉まったら、挟まれてぺちゃんこになるからだ。


ラビット 記





派遣労働者の就農に複雑な難聴者

2009年02月05日 00時32分12秒 | 生活
090204-210025.jpg1月30日の日経新聞に元派遣労働者が就農に関心を持っていることが報じられていた。

就農には苦い思い出がある。亡くなった父親が機械エンジニアだったので自分もエンジニアになるつもりで勉強していた。
大学を選ぶ際に、父親に志望を話すと「おまえは聞こえないから、機械は無理だ。農業関係に行け」と言われた。
父親から、聞こえないからと言われたのは初めてでショックだった。

父親にしてみれば、土木工で用いる機械はエンジンで駆動し、その調子は音を聞いて異常を判断するというものだったらしい。なので、呼んでも返事をしない我が子には無理だと思ったのだろう。
結局、農学と工学の接点である農業生産工学科の農業機械専修コースに入った。
入学祝いにくれたのは、計算尺だった。カーソルをスライドさせて計算するものだ。エンジニアとしての父親の愛情だったのだろう。

就農は、厳しい。稲作は生活できない生産者米価なので離農者が多いのだ。政府が農業で生活できるように、ミニマムアクセス米の輸入禁止や所得補償など問題にきちんと対応しないと、就農者はまた「政府施策難民」になるだけだ。
それを、政府が「覚悟」をいうのは片腹痛い。

それに、御手洗経団連会長まで、就農を勧めるというのは製造業の企業経営者の責任を果たしてから言うべきで、いきなり派遣労働者を路頭に放り出したものの言うことではない。
日本の誇る製品の高品質を生み出した労働者をモノ扱いした天罰がきっと下るに違いない。


ラビット 記