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放送バリアフリーの今日の課題は、2011年に迫った地上デジタル放送への移行、アナログ停波の対応だ。
昨年、2008年2月29日、情報通信審議会第35回地上デジタル放送推進に関する検討委員会で、視聴覚障害者団体の代表がそれぞれ、放送アクセスに重大な問題が生じていることが報告された。
検討委員会が始まって6年近く、35回にして初めて障害当事者が検討委員会で意見が述べられたということからも放送のアクセス問題は後回しにされてきた。
それは、総務省や放送事業者から地上デジタル放送が視聴覚障害者の視聴が簡単に出来るようになると幻想を振りまいてきたからだ。
報告を聞いた委員は口々に、衝撃的な内容で言葉もないと述べ、村井主査も検討委員会としても取り組まなければならないと言うほどだった。
しかし、この検討委員会から1年、どういう施策が実施されたのか。視聴覚障害者6団体は総務大臣宛の要望を提出し、総務省と協議したが地上デジタル放送の障害者対応は厚生労働省マターだとして、取り合おうとしなかった。
ここに、一番の問題がある。総務省が、放送は障害者を含む全ての国民が受けられるサービスだという認識に立っていないことだ。
デジタル放送を受信できない国民の中には多くの高齢難聴者が含まれていて、字幕放送も見られていない状況がある。
ろう者は全くほとんど言ってよいほど手話放送が行われておらず、解説放送もほとんど実施されていない。
今、開会した。
ラビット 記
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http://www.normanet.ne.jp/~housou/0315/
障害者放送協議会 セミナー
地上デジタル放送の今後への期待
○日時:2009年3月15日(日)午前9時45分から16時30分まで
○開催趣旨;2011年7月に予定されている、地上デジタルテレビ放送への完全移行に向けて、障害者を含むすべての利用者が、等しく放送を受信できるために、各分野でさまざまな準備が進められています。
今回のセミナーでは、情報へのアクセス保障を謳う「障害者権利条約」が2008年5月に発効したことを受け、地上デジタル放送にかかわる行政、産業界、利用者による最新の取り組みを紹介しながら、その現状と課題、今後への期待について検討します。
○プログラム
9:45 開会挨拶
[基調講演]
9:55 地上デジタル放送の今後に期待するもの
藤井 克徳(日本障害者協議会 常務理事)
[行政報告]
10:35 地上デジタル放送と視聴覚障害者向け放送を巡る政策・取組等について
平林 正吉(総務省情報流通行政局情報通信利用促進課長)
[デジタル放送の技術と取り組み]
11:15(1)世界のデジタル放送の取り組みについて ~英国を中心に~
中村 美子(NHK 放送文化研究所 主任研究員)
11:55 昼休憩
12:55(2)英国のデジタル放送受信機の開発について(ビデオ・プレゼンテーション)
リチャード・オーム(英国盲人協会(RNIB)アクセシビリティ部長)
13:25(3)目で聴くテレビと「クローズド手話」放送について
大嶋 雄三((特)CS放送統一機構 専務理事)
13:55(4)指定発言【大阪会場】
高田 英一(特定非営利活動法人CS障害者放送統一機構理事長)
岩井 和彦(特定非営利活動法人全国視覚障害者情報提供施設協会理事長)
14:15(5)地上デジタル放送受信機の現状と活用例【大阪会場】
1)開発者の立場から
谷水 明広(三菱電機(株)京都製作所AV機器製造部新規事業開発担当部長)
14:35
2)利用者(視覚障害者)の立場から
「地デジ受像機のアクセシビリティに注目」
福井 哲也((福)日本ライトハウス点字情報技術センター編集主幹)
[パネルディスカッション]
15:00 「地上デジタル放送の今後への期待」
パネリスト(五十音順・敬称略)
大久保 常明((福)全日本手をつなぐ育成会 常務理事)
高岡 正 ((社)全日本難聴者・中途失聴者団体連合会 理事長)
南谷 和範 ((特)全国視覚障害者情報提供施設協会 情報アクセシビリティ検討委員会外部委員)
宮本 一郎 ((財)全日本ろうあ連盟 理事)
コーディネータ:寺島 彰(障害者放送協議会放送・通信バリアフリー委員長/浦和大学教授)
16:30 閉会
※プログラムは変更することがあります。
○会場;秋葉原コンベンションホール 2階ホール(JR秋葉原駅徒歩1分)定員300名
(〒101-0021 千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル)
大阪会場 特定非営利活動法人 CS障害者放送統一構
(〒530-0044 大阪市北区東天満2-7-12 スターポート
TEL.06-6242-6501 FAX.06-6242-6502)
※東京/大阪 二元生中継
○参加費;無料
○お申し込み・お問い合せ:文末の申込用紙に必要事項をご記入のうえ、事務局までお申し込みください。
参考 秋葉原コンベンションホールアクセス
【JR】秋葉原駅(電気街口)改札口を出て右側より徒歩1分
【地下鉄】東京メトロ銀座線 末広町駅(1・3番出口)より徒歩3分/東京メトロ日比谷線 秋葉原駅より徒歩4分
【つくばエクスプレス】秋葉原駅(2・3番出口)より徒歩3分
当日参加可能です。
・お問い合せ セミナー事務局(日本障害者リハビリテーション協会内)
TEL.03-5292-7628 FAX.03-5292-7630 E-mail: rehab@dinf.ne.jp
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