難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

ニュースの手話通訳

2013年01月21日 11時44分37秒 | 健康と食事
日本テレビのニュースには手話通訳が付く。
愛の小鳩事業団の提供とフリップが出る。
これは字幕放送と手話通訳の経費は一部情報通信研究機構NICTの補助金が出ているが、政府の放送に対する支配を避けるため、放送事業者に直接資金の提供されず、確報総事業者系列の法人に出されているからだ。

アルジャジーラの放送のように、官邸の記者会見には毎回手話通訳が出ている。テレビには映っていないだけで、内閣府の記者会見のWEBには通訳が出ている。



高岡

中年の中途失聴・難聴者のいきと難聴青年への想い

2013年01月21日 10時31分18秒 | 健康と食事
難聴者の集いの後の交流会2次会は、中途失聴した個人事業者の集まりになった。
それぞれ、自分の生活をかけて幾重もの波を乗り越えてきている。数え切れない悔しさ、怒りで胸をかきむしり、涙を流してきた人たちだ。

この生き様というのは、今の難聴青年にも見せたい。
午前中の難聴青年のディスカッションを聞いていて、会社で周囲が何を話しているか気にしない方が苦痛を感じないでいられる、マイペースで行くことにしているという青年が複数いたことが気になっているからだ。

そうした生き方は難聴青年に限らないのかもしれないが、午後の講演で今村綾子さんが「珈琲とエンピツ」のろう者のサーフ店長の映画を作ることと東日本大震災のろう者取材の映像を取ることの矛盾は感じなかったのかと聞かれて、最初は戸惑いもあったがどっちの映像も人と人のつながりの大切さという同じメッセージを伝えるものと気づいてその戸惑いを昇華したという話をしていた。

くだんの難聴青年もこの話を聞いていたと思うが人とのつながりの大切さに気づいて欲しい。

コミュニケーションはヒトとして基本的な機能なので、コミュニケーション保障は基本的人権であり、国や地方公共団体の責務となっていることも学んで欲しい。その実現のために多くの先輩や仲間が戦っていることも知って、加わって欲しい。

ラビット 記