難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

要約筆記事業の専門性。 あったあ、メガネが。

2012年05月16日 06時51分18秒 | 要約筆記事業
要約筆記者養成事業はなぜ都道府県事業なのか。
「専門性が高い」事業に従事する人の養成だからだ。
要約筆記に限らず、介護に関わる従事者や知的障害者、精神障害者に対する相談支援事業なども同様となっている。
要約筆記者養成事業に関係する厚生労働省の通知文書等には「多様なニーズに応える」と表現されている。

要約筆記者派遣事業は都道府県事業がなぜ必要か。
一つは、市町村では派遣できないところが多いこと。必須事業なのに約4割の市町村で実施できていない。
もう一つの理由は裁判所など司法や医療、学術などの専門分野のニーズに応えるため。
これは、内容が高度であることと依頼が多くないので市町村では経験が蓄積しにくいためだ。
三つ目は、専門性に対応するため。
要約筆記者は、内容が高度なニーズに応えるだけではなく、対応の専門性、対人援助の専門性、連携の専門性、コーディネートの専門性が必要になる。
これは、要約筆記を利用する人の「多様なニーズ」に応えるためだ。

要約筆記者を必要とする人のニーズに応えるのに市町村と都道府県で専門性が必要なことは変わりはない。
市町村と都道府県で派遣事業はどのように区分するのがよいのか。区分は必要だろうか。

いつもの電車に乗って新宿駅に降りたら首に下げたメガネがないことに気が付いた。乗っていた車両に戻ってきょろきょろしていると乗客の一人がメガネなら網棚にと教えてくれた。
このメガネはついこないだ郵便局に置き忘れたのをおいてもらったものだ。それで忘れないように首から紐を掛けるようにしていたのだ。
満員電車で人の足にも踏まれず良かった。

ラビット 記

人工内耳などインプラント型聴覚器

2012年05月13日 23時09分28秒 | エンパワメント
聴覚補償機器のうち人工内耳などのインプラント型は、日々、技術も発達し、メーカーも新機種を販売している。
機器そのもの(ハードウェア)と音声解析のプログラム(ソフトウェア)の両方の発達に対し、患者、被術者はその技術等やどのように使うかは学ぶ機会はほとんどない。

患者として難聴者はより良い医療を受ける権利、自己決定権がある。しかし、医師や医療関係者がそのことを尊重した情報提供や相談支援ができる訳ではない。
医療の場に、医療ソーシャルワーカーとカウンセラーをかねた対応が必要ではないか。患者と医師の間に仲介する人が必要ではないかと日々考えている。

ラビット 記
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人工内耳の先輩方 - 徒然庵 - 楽天ブログ(Blog)
人工内耳の先輩方. ...
今日は、カズハが通っている国立病院で県内の病院で、
人工内耳手術を受けられた方の集まりがありました。
うちの県の病院では、生まれつきの
聴力障害に対しての人工内耳手術は、ここ数年で始まっ
たくらいでそれまでは、中途失聴の ...
http://plaza.rakuten.co.jp/turedurean/diary/201205110000/

気ままな生活 インプラント型聴覚器の概要(メモ)
<FDA(米国食品医薬品局)の”Medical Devices Databases” ~
耳鳴マスカー機器、
インプラント聴覚器(人工内耳・人工中耳・骨 ...
人工聴覚臓器による難聴治療" [虎の門 病院耳鼻咽喉科聴覚センター]によると、中耳・内耳・聴神経ごとに、
インプラント機器が ...
http://kimamalove.blog94.fc2.com/blog-entry-2118.html

ハイブリッドキャストは障害者抜きに開発するな。

2012年05月11日 23時56分51秒 | 放送・通信
「ハイブリッドキャスト」は、総務省のデジタル放送時代の視聴覚障害者向け放送の拡充に関する研究会の中で、手話放送を実現する方策として紹介された。
日本の地デジ方式は、字幕放送のように手話放送を見る人がオンオフできないので、インターネットで手話放送を送信して元のテレビ画面と合成してみる方式だとして考えられた。

手話と字幕を通信衛星チャンネルを通じておくって、テレビ画面と合成してみる方式はCS障害者放送統一機構の「目で聞くテレビ」でもう10年の実績がある。

このNHKのハイブリッドキャストの開発については、これまでのところ難聴者に意見を求められたことはない。ほかの障害者にも聞いていないのではないか。
3Dテレビの発売前に、電波産業会ARIBで急きょ規格が作られた際にも意見を聞かれていない。

放送技術関係者は、当事者組織にアクセシビリティに関してニーズや課題を聞くという姿勢がないのだろう。

地デジの字幕放送にも解説放送もアクセシビリティやユーザビリティが不十分なのも、地デジ規格を作った際に意見等を求めなかったからだ。


ラビット 記
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NHK、Hybridcast受信機を開発
ITmedia
Hybridcastは、放送と通信(IP伝送)の連携により、さまざまなサービスを目指す“NHK流スマートテレビ”(→関連記事)。
今回開発した受信機には次世代標準として策定が進められているHTML5ブラウザ機能を搭載し、通信との親和性を一層高めた。
例えば家族で大画面テレビを ...
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1205/10/news133.html

朝一番で、循環器、内科に。難聴者の受診は・・・

2012年05月10日 19時43分03秒 | 日記(つぶやき)
聞こえなかったので、いろいろ失敗した。

名前を呼ばれたが、何番の診察室か聞こえず、受付まで戻って、聞いた。
診察で、いろいろ「指導」を受けた後、それで終わりと思って受付に行ったら、看護士さんが採血が残っていると呼びに来た。
採血しながら、また食事の注意などを聞いた。それで本当に終わりかと思ったら、採尿があった。
受付に行って腰掛けたとたんに名前を呼ばれた。まさか自分でないだろうと思ったら、自分だった。

これで、聞こえない患者と言うことが医師から看護士、受付まで定着した。かえって良かったかも。
今度は耳マークシールを貼っていこう。

職場から歩いて5分のクリニック。近い方が何かと相談しやすい。
しかし、会議の有無で帰宅時間がまちまちなので規則正しい食生活は無理っぽい。

ラビット 記

メドエル社の新しい人工内耳SONATA TI100

2012年05月10日 13時11分17秒 | 人工内耳
人工内耳の技術的発展はめざましい。しかも日本は欧米より数年認可が遅れていると言われる。
メドエル社の人工内耳を開発した、インゲボルグ・ホフマイヤー博士が、昨年の東日本大震災に際し、5万ユーロの寄付をして下さった。日本円で約500万円にもなる。

ラビット 記
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日本光電など、小さい皮膚切開で埋込み手術できる人工内耳システムを ...
○メドエル人工内耳 SONATA TI 100(*)」を発売開始
※「メドエル人工内耳 SONATA TI100」の正式表記は添付の関連資料を参照
日本光電工業株式会社(本社:東京都 新宿区、社長:鈴木文雄)および人工内耳システムの製造販売元であるメドエルジャパン ...
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=309185&lindID=4

○メドエル人工内耳SONATAを発売開始 | 画像2528 | 日本光電工業 | JPubb
メドエル人工内耳SONATA (画像提供:日本光電工業)
上の画像のプレスリリース本文 を読む.
関連の新着リリース. 『日本光電工業』 リリース一覧 ・
連結子会社間の合併 に関するお知らせ. 2012-04-27.
米国ヘルストラスト社と生体情報モニタ販売契約を締結 ...
http://www.jpubb.com/press/image.php?item=362610

甘いものは禁止、今日から。えっ?

2012年05月08日 19時54分04秒 | 日記(つぶやき)
検診を受けたあと医師が説明してくれる。
心臓は問題ありません。胃は少し荒れていますが問題ない。
心電図もきれいな波形をしていますので問題ありません。

一つ、×××(生活習慣病の一つ、特に秘す)は数年前から毎年悪化しています。
結果が出たら通いやすい専門医のところに行って下さい。
今は大きな病院でないと診てもらえないと言うことはないので、通いやすいところに行って下さい。大きい病院だと却って行きにくいですから。
毎月通って指導と投薬治療を受けて下さい。

男性の医師だったし、ゆっくりはっきりと説明してくれたのでよくわかった。

ああ、とうとうか。
職場から歩いて5分のところに何とかクリニックというのがある。ここでも専門医ではないようだが一応循環器系、消化器系の医者がいる。
少し早く家を出る分、着いたら近くの公園で歩いてから出勤するかなあ。

ラビット 記
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※昨日M市の要約筆記者養成講座の前に、1Fのカフェで最後のおさらいをしていた。ICFの説明を繰り返し復唱する。
介護の現場で使っているICFの図を示すとわかりやすかったかも知れない。
美味しそうなワッフルがあったけれど、翌日の検診を考えて我慢、我慢。

今日はメタボ検診。医師の説明が・・

2012年05月08日 10時12分46秒 | 日記(つぶやき)
2月に人間ドックの検診を受けたばかりだが、職場が変わったのでまた検診だった。

前回の胃部エックス検診の時は、体位の指示を聞くためにワイヤレスマイクで聞き取る方法を試みた。
今回は、人工内耳と補聴器をしているので持ってこなかったが指示通りに動くことができた。

最後の検診結果の医師の説明も、若い男性で大きな声で丁寧に話してくれたので全部分かった。

成人病については、近くの専門医で早く治療を受けるべきとのことだった。

ラビット 記

骨格提言の実現を!今週は参議院前で集会!

2012年05月08日 07時22分25秒 | 日記(つぶやき)
◆1◆ 5月8日(火)から緊急行動V3です! 参議院前に集合!

連休明けの国会ですが、今日の夕方の時点でハッキリしたことは、8日(火)の参議院厚生労働委員会はないことです。
委員会がないということは議員は議員会館にいる可能性が高い。
明日からはじまる第三次の緊急行動(今週5日+来週2日予定)の集会と参議院議員要請行動にも力が入ります。
絶対にあきらめない闘いを!

あすの降水確率は20%以下
http://tenki.jp/forecaster/diary/detail-4634.html
10時からの路上集会には、日焼け止めも必要かも
もちろん晴れれば、インターネット生中継です

○めざす会TV
 http://ustre.am/JOOJ
○めざす会TV(2ch)
 http://www.nginet.or.jp/mezasutv.html

<自立支援法廃止、総合支援法の徹底審議求める緊急行動Ver3>
8日(火)10~12時:参議院議員会館前集会+午後:議員要請行動
9日(水)10~12時:参議院議員会館前集会
10日(木)10~12時:参議院議員会館前集会+午後:議員要請行動
11日(金)10~12時:参議院議員会館前集会
15日(火)10~12時:参議院議員会館前集会+午後:議員要請行動
16日(水)10~12時:参議院議員会館前集会
  14:30~17時=国は基本合意・骨格提言を無視するな!全国一斉集会

◆2◆ 国は基本合意・骨格提言を無視するな! 全国一斉集会
第一次企画案を発表しました!
添付チラシを多くのみなさんに広めてください

障害者自立支援法違憲訴訟は、国が原告団と「基本合意」を締結し、当時の鳩山首相が原告一人一人とその履行を約束する和解をもって終わりました。
その「基本合意」には、国が、自立支援法により障害者の人間としての尊厳を深く傷つけたことを、心から反省すること、遅くとも2013年8月までに自立支援法を廃止し、新たな総合的な福祉法制を実施することが明確に約束されていました。
その後、障がい者制度改革推進会議がスタートし、総合福祉部会の55人は「骨格提言」をまとめました。
ところが、国の出した「障害者総合支援法」は「基本合意」や「骨格提言」をないがしろにしたものです。
自立支援法の「廃止」ではなく「上塗り」にすぎないものです。
断じて許すことはできません。
私たちは、「基本合意」を守り「骨格提言」を尊重した障害者総合福祉法を強く求めます。
国が自らの約束を反故にするなどあってはならないことです。
さまざまな訴訟団や多くの市民とともに考えます。

日時:2012年5月16日(水)14時30分~17時
会場:参議院議員会館1階講堂ほか

◆違憲訴訟を振り返り「基本合意」と障がい者制度改革推進会議
 ・総合福祉部会「骨格提言」の意義を再確認し、私たちの法律「障害者総合福祉法」を考える。
◆国が「基本合意」を破っていいのか!? 合意違反の責任を問う。

第一部
 ○挨拶(主催者、来賓)○情勢報告
 ○重点報告「骨格提言からみた総合支援法案の問題点と課題(仮題)」
 ○あるべき新法試案

第二部 シンポジウム 
 シンポジスト=各訴訟団、
 コーディネーター=谷口太規弁護士
 ○指定発言+フロア発言
 ○決意表明
 ○閉会挨拶

主催:障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会
   障害者自立支援法違憲訴訟全国弁護団・原告団
共催:薬害肝炎全国原告団・弁護団、
   ハンセン病違憲国家賠償訴訟全国弁護団連絡会、
   原爆症認定集団訴訟全国弁護団連絡会、
   全国生存権訴訟弁護団、
   全国B型肝炎訴訟弁護団、
   中国「残留孤児」国家賠償訴訟弁護団全国連絡会、
   東京HIV訴訟弁護団、
   大阪HIV訴訟弁護団、
   薬害イレッサ訴訟統一弁護団
   他

◆3◆ 5.16全国一斉集会 近畿ブロック
    「基本合意、やぶるなんて許さへん!」集会
第2230号でお知らせしました(再掲載)

めざす会の近畿ブロックは、障害者分野だけでなく、様々な問題で、人として普通の暮らしを求める裁判が闘われています。他の人権保障を求める訴訟団のみなさんとともに、表記の集会を開催し、共同して取り組んでいきたいと思います。
とつぎの集会を企画しました。
参議院議員会館の会場や愛知、岡山、広島などとの全国一斉集会です。

集会名=「基本合意、やぶるなんて許さへん!」集会
日時=2012年5月16日(水)午後1時半~4時
ところ=大阪弁護士会館 2階ホール(大阪市北区西天満1-12-5)
内容=第一部…基調報告(自立支援法訴訟団)、参加訴訟団よりの訴え
   第二部…自立支援法訴訟元原告の訴え、集会アピール
別紙案内参照(PDF添付)
主催=実現をめざす会近畿ブロック会議
連絡先=きょうされん大阪支部 (担当…雨田信幸)
  E-mail osaka@kyosaren.or.jp

◆4◆ 見逃した方に(^_-)
NHK Eテレ(2ch)ハートネットTV

○福マガ「創刊号」NEWS NEXT
「障害者新制度の行方」(2分間の動画)
http://youtu.be/I_u1ri2-g_k

━━━MEZASU━━━━━━━━━━━━━━
◆障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会◆
ニュース 2012.5.7 第232号(通巻340)
http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/
━━━━━━━━━━━━━━━MEZASU━━━
▲▽編集後記
今朝のニュース。フランスではサルコジ大統領敗退。昨年デンマークも政権は中道右派から代わってます。新自由主義NO!の地殻変動が広がっている感じ。
さて日本は日米同盟で軍事も経済も強化?と新自由主義貫徹にアクセル全開?
「金ないもんから金取るな!」は世界の奔流の闘いです。

--
障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会メールニュースです。
事務局には syouri_mezasukai@nginet.or.jp  にメールください。

*以下のファイルは割愛しました*
2012516院内集会チラシ(第一次案).doc

「アメリカの障害法の概要と障害者権利条約批准への取組み」

2012年05月08日 01時24分21秒 | 障がい者制度改革
「アメリカの障害法の概要と障害者権利条約批准への取組み」

報告者:ジュディ・ヒューマン氏
(アメリカ合衆国国務省 国際障害者の権利に関する特別顧問)

■主催: 日本障害フォーラム(JDF)
■日時: 2012年 5月23日(水) 10:30-12:30
■会場: 参議院議員会館 B109号室
■プログラム:
10:30 開会 主催者挨拶(JDF)、議員挨拶
10:40~11:40 基調報告(ジュディ・ヒューマン氏)
11:40~12:25 質疑応答・議員挨拶
12:30  閉会の挨拶(JDF)


【ジュディ・ヒューマン (Judith E. Heumann)】
米国国務省 国際障害者の権利に関する特別顧問(2010年6月~)
(Special Advisor for International Disability Rights at U.S Department of State)
ジュディ・ヒューマン氏は、これまで30年以上にわたって世界中の障害者団体と連携し、障害者運動の第一線で活躍してきた。
1995年には、メキシコで開催された国際障害会義において教育長官リチャード・ライリー氏(当時)の代理をつとめたほか、
北京で開かれた第4回国連女性会議へも米国より派遣された。
また、障害者インターナショナル(DPI)、リハビリテーション・インターナショナル(RI)、世界各地の自立生活センターのパートナーとして活動している。
さらにヒューマン氏は、米国カリフォルニア州バークレーの自立生活センターの共同設立者であると同時に、同州オークランドの世界障害研究所の立ち上げにも携わった。

参加申し込み・問い合わせ

日本障害フォーラム(JDF)事務局
FAX:03-5292-7630
TEL: 03-5292-7628
E-mail: jdf_info@dinf.ne.jp

*お申し込みの際、情報保障希望の有無等、必要な配慮をお知らせください。

WORD版の申込み用紙はこちら
http://www.normanet.ne.jp/~jdf/0523/5_23moushikomi.doc

全要研集会in滋賀の全要研WEBからの申込方法

2012年05月06日 01時18分14秒 | 要約筆記
1)全要研ホームページにアクセス。
真ん中の大きなボタン「集会申し込み」をクリック。
http://www.normanet.ne.jp/~zenyoken/index.html

2)トップツアー(株)滋賀支店による集会申し込み頁に移動する。
https://conv.toptour.co.jp/shop/evt/youyaku30/

3)「初めての申し込みはこちらから」というオレンジ色
のボタンをクリックする。
次のページに移動するので、「同意する」をクリックする。

4)新規ユーザー申し込みの画面になるので入力して登録する。

5)参加申し込みをする。

※3)に気づかないと、エラー表示が出て進まない。

ラビット 記
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第30回全国要約筆記問題研究集会in滋賀
開催日 : 2012年06月16日(土) ~ 06月17日(日)
会場 : 滋賀県立文化産業交流会館他

ごあいさつ
謹啓  皆様方には益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
 この度、「第30回全国要約筆記問題研究集会in滋賀」を滋賀で開催のはこびとなりましたことを、心より歓迎申し上げます。
 ご参加いただきます皆様方のご便宜を図る為、大会事務局様のご了承を得て、参加登録、懇親会、宿泊、弁当申込等の受付をトップツアー (株)滋賀支店にてお手伝いさせていただきます。

 大会の成功をお祈りいたしますとともに、皆様方にご満足いただけますように誠心誠意努力いたす所存でございます。
皆様方の多数のご利用を心よりお待ち申し上げます。
敬具 
【旅行企画実施】トップツアー株式会社 滋賀支店 

補聴器と人工内耳の併用

2012年05月05日 11時45分04秒 | 人工内耳

補聴器を再び使い始めて1週間ほど。前は補聴器の聞こえに人工内耳の音を付け足す感じだったが、いまは人工内耳の聞こえに補聴器の音を付け足す感じだ。
補聴器は低い環境音は聞こえるが人の声は全く分からなくなっている。

このまま聞き続ければさらに聞こえるようになるのか、それは分からない。
ただ、頭の中では両方の聞こえは一体になっているが、右の補聴器と左の人工内耳の聞こえ方は感覚的に違う。
補聴器は、耳にインプットされるのは振動エネルギーだ。人工内耳の場合は電気信号だ。
脳に到達する時点で聞こえの違いは感じる。
だから、左右の聞こえが合わさるまで1年を要した。

人工内耳の聞こえに隠れているので、補聴器の音量がよくわからない。補聴器はAGCで自動抑制されていた方がよいかも知れない。

補聴器のイヤーモールドのかゆみが収まったのはお湯の中に浸けると良いとアドバイスしてくれたS社のK氏のおかげだ。このイヤーモールドはコーティングをはがしてある。

ラビット 記
※写真は、隣駅のGWのイベントで賑わっていたが、郷土資料館の「多摩の六十六部」や古墳の展示などもあって興味深かった。

NHKの障碍者のトーク番組と難聴者

2012年05月05日 08時20分47秒 | 日記(つぶやき)


いろいろな障碍者があるテーマでビデオ映像を交互に交えながらトークする番組を見た。
一昨日の番組には、聴覚障害者が出てないと思っていたら、昨日は福祉機器がテーマで最後に、わさびスプレーの出る聴覚障害者用火災警報機が紹介され、難聴者がコメントしていた。
難聴者は出演者の声は聞こえていたのだろうか。
画面外に、フリップや文字表示があったのだろうか。
声で発音していたが手話は使っていなかったが他に聴覚障害者がいなければ手話を使う必要がないので、手話を使えないとは言えない。

何かサポートされていたのだとしたら、それは画面に入れて欲しい。手話通訳がいたら映して欲しい。車いすと同じような補助具であり、自立に必要だからだ。

ラビット 記

NHKの生番組の字幕、ん?あれ?

2012年05月05日 07時55分52秒 | 放送・通信


NHKの昼の生放送の番組の字幕が>>で始まっている。

これは、日テレなどが生放送の字幕を出す時に出てくる。
音声認識技術の字幕ではなく、スピードワープロの字幕でもなく、通常のキーボードによる字幕制作によく出てくる。
確認したわけではないが、ハイブリッド方式とかいつもと違う字幕制作方式かもしれない。
もうすぐNHKの放送技研の公開日だから、聞いてみよう。

しかし、放送業界は視聴者との接点が少ない。

ラビット 記

NHK日本の話芸「寝床」金原亭伯楽

2012年05月05日 07時31分08秒 | 日記(つぶやき)
たまたま見たテレビの落語が金原亭伯楽の「寝床」だった。

「話芸」を文字だけで鑑賞するのは難しいかもしれないが、映像と音声に字幕があれば、難聴者にも楽しめる。
金原亭の身体の向き、かがみ具合、顔の向き、表情、声の抑揚など字幕だけでは味わえないものが堪能できた。

近所にすむ職人、長屋に住む住人、雇っている使用人、一人一人の義太夫を聞く会を断る理由もそれを語る方も聞く旦那もおもしろかった。

字幕制作者に感謝したい。

でも「義太夫」って何で嫌われるの?だみ声でがなり立てるから?義太夫というのは人情噺の大衆芸能以外に何か意味がありそうだ。

ラビット 記

難聴者が「舟を編む」三浦しおん著を読む。

2012年05月05日 07時04分51秒 | 日記(つぶやき)
GW中に読み終えることにしていた。「舟を編む」を読み終えた。
「舟」とは言葉を、編むとは辞書の編纂を指す。

幼時から「言葉」を希求している難聴者にとって、この本は特別な意味があった。
兄弟やテレビ、仲間の声、母親の声すら、満足に聞き取れなかったので、言葉を文字に求めてきた。
学校の図書館の本は他の子どもの10倍は読んでいた。
中学校、高校の図書館にあった「言語生活」をむさぼり読んだものだ。
唯一の娯楽は、深夜に始まる字幕の付いていたダニーケイショーだった。
あいまいに聞こえていた言葉は、文字化されたものから探していた。

しかし、数組のカップルの描写には、愛の言葉がない。
好きあうのに言葉は要らないのか。言葉がなくても好きになれるのか。

会社に配属と異動はつきものだが、その心理描写は最近職場を変えた自分にも共通のものがあった。
音声の「言葉」で探りを入れながら、新しい職場の同僚に溶け込むのは、難聴者にはハードルが高い。

言葉の持つ意味は、記憶は言語化されることで持続し、鮮明になる。
要約筆記者はその言語力以上の力は発揮出来ない。
言語に対するセンス、言葉に対する興味、それは難聴者の言葉に対する希求感を凌駕しなければならない。


ラビット 記