へそ曲がりおじさんの花便り

分け合ってこのブログは休止状態にしました。
新たに「新へそ曲がりおじさんの花便り」として再開しています。

ノビル系デンドロの花芽の出来方

2014-11-04 23:36:21 | 洋蘭(デンドロビウム)
前の記事の続きだが、今年あることに気がついた。

ノビル系のデンドロの場合、「7月で施肥をやめ、秋に5度くらいの低温と乾燥による刺激で花芽が形成される」と言われているのだが、これにはかなりの補足説明が必要なようです。

まず「7月に施肥をやめる」だが、これは、施肥をやめることによって、「強制的に生育をストップさせる」と言うことが主な目的ではないだろうか。

が・・・・。

これが理屈通りにはゆかないのが難しいところで、肥料をやっていても勝手に成長がストップするものがある一方で、肥料が切れてもお構いなしに成長を続けるへそ曲がりなデンドロもいるのです。

もっとも、早い時期に新芽が成長を始めたもの程成長が早くストップし、新芽の出が遅いほど肥料が切れても成長を続ける傾向があるが・・・・。

で、結論から先に言うと、肥料をやっていても早めに成長をストップしたデンドロほど花芽の形成が早く、まだ気温の高い9月中に花芽が膨らみ始めるのです。

その反対に、肥料が切れてもお構いなしに生育を続けたデンドロは、まだ花芽の膨らみを確認できないのです。

更に・・・・。

去年花芽がつかなかったバルブなどは、未だ暑い時期の8月下旬には花芽が膨らみ始めるものまであったのです。




この画像で見るとよくわかるのだが、真ん中の2本は今年のバルブで、まだ花芽の膨らみも少ないが、両脇の2本は去年花芽ができなかったバルブで、これだけの差ができるのです。

ちなみに、これらの画像はこちらの最低気温が12度以上あった時期で、10月中頃に写しているのです。

なので、今はもう少し大きく膨らんでいます。

去年は年が明けてもこれより膨らみが小さかったような・・・・。



どうやら、早くにバルブが充実すれば、低温も乾燥も関係なしに花芽が形成されるようである。


はてさて、来年はどうなることやら。

早めに成長を始めさせる必要があるが、加温設備などない我が家である。

今回は早めに花が咲きそうなので、その分早く成長を始めてくれるかも・・・・。



が・・・・。

今年はどの鉢も上作なので、去年以上に置き場所の確保が大変である。
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長らくご無沙汰をしていました

2014-11-04 03:34:12 | 洋蘭(デンドロビウム)
何となく書きそぶれて早3ヶ月近く。

気が付けば冬間近の11月に入っている。

毎年恒例?の鉢植えの冬じまいも終わりに近づいているので、今年のデンドロビウムの様子など。













5枚の画像を紹介するが、今年は至って花芽の付きが良い。

が・・・・。

花芽の付きは良いのだが、なんとなく腑に落ちない部分がある。

一般的には「秋になって低温と乾燥に合わせないと花芽が出来ない」と言われているが、今年は少しおかしく、早いものは9月中に花芽が膨らみ始めているのです。

画像の株がまさにそれで、なんとなく理屈に合わない。

「7月中に肥料が切れるようにしないと花芽が形成されにくい」という話もあるのだが、これにも注釈が必要なようである。

というのは、去年も今年と同じような栽培管理であったが、去年の花芽の形成は非常に悪く、全体的な出来も良くなかった。

今年は天候不順な日が多く、雨も多く、日照不足で出来が悪いだろうと思っていたが、結果は予想外である。

なので、一部の画像を見るとよくわかると思うが、去年のバルブと今年のバルブともに花芽が出来ているものも多い。

そして、去年のバルブの方が花芽の形成も早いので、今年のバルブより大きく育っている。

去年はなんとか花芽を形成させようと室内への収容を遅らせたが、今年は1ヶ月くらい早く終わりそうである。

当然のことだが、今シーズンの開花も早くなりそうである。

はてさて、何故このようなことが起きたのであろうか?。

思い当たるフシがあるが、それは改めて書く事に。
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