ハムカツ。
旨いよね。
庶民の味というか、何かしら満ち足りた気分になれる、そんな味だ。
先日、いつもの女将の店での晩酌。
「ハムカツでも召し上がる?」
ここのところ庶民的メニューに凝っている(深夜食堂の影響)女将が言う。
いいけどさ、ハムカツと言えばもちろん、あれだよね。
「合点。きちんと安っちい味よ」
ふつうの飲食店ではまずない会話。安っちくないとダメとは、ハムは薄切りでなくてはならないとか、そんな意味だが、そんな風に言われるハムカツも哀れである。
でも、たまにはチーズくらいはさんであってもいいかな、お総菜屋さんのみたいに。
「あら、今日はそうしたのよ、勘が良いこと」
だけど、カマンベールとかブルジョアが食べるようなチーズもダメだよ。
「合点。そこいらの安いやつよ」
まったく、チーズまでもが哀れである。
揚げ物は得意の女将。さっくりと柔らかい出来上がりだ。
う~む、何か違う。雰囲気は安っちくはあるが、美味しすぎるぞ。これはひょっとしてロースハム?
「そこいらの店で、スライスしてパックになって売ってるハムよ」
そうかあ、そうだよね。近頃のそこいらの店では魚肉ハムとかボンレスハムとか、必ずしも売ってるとは限らないしね。
物心がついても、昔からその手の総菜を好まなかったという女将だし、まあこれはこれで女将クオリティということで良しとしますか。
いやほんと、女将の拵えるモノはなんでも旨いのだが、
何かね…
なんか違うというか…
いや、それだけさ。
分かるかなあ、この煮え切らない思いというか、納得できない食欲。
で、翌日、スーパーの総菜コーナーを覗いてみたのだが、
あったあった、チーズカツ。
何々?カマンベールチキンカツとな?
それはブルジョアの食べ物だ。
旨いよね。
庶民の味というか、何かしら満ち足りた気分になれる、そんな味だ。
先日、いつもの女将の店での晩酌。
「ハムカツでも召し上がる?」
ここのところ庶民的メニューに凝っている(深夜食堂の影響)女将が言う。
いいけどさ、ハムカツと言えばもちろん、あれだよね。
「合点。きちんと安っちい味よ」
ふつうの飲食店ではまずない会話。安っちくないとダメとは、ハムは薄切りでなくてはならないとか、そんな意味だが、そんな風に言われるハムカツも哀れである。
でも、たまにはチーズくらいはさんであってもいいかな、お総菜屋さんのみたいに。
「あら、今日はそうしたのよ、勘が良いこと」
だけど、カマンベールとかブルジョアが食べるようなチーズもダメだよ。
「合点。そこいらの安いやつよ」
まったく、チーズまでもが哀れである。
揚げ物は得意の女将。さっくりと柔らかい出来上がりだ。
う~む、何か違う。雰囲気は安っちくはあるが、美味しすぎるぞ。これはひょっとしてロースハム?
「そこいらの店で、スライスしてパックになって売ってるハムよ」
そうかあ、そうだよね。近頃のそこいらの店では魚肉ハムとかボンレスハムとか、必ずしも売ってるとは限らないしね。
物心がついても、昔からその手の総菜を好まなかったという女将だし、まあこれはこれで女将クオリティということで良しとしますか。
いやほんと、女将の拵えるモノはなんでも旨いのだが、
何かね…
なんか違うというか…
いや、それだけさ。
分かるかなあ、この煮え切らない思いというか、納得できない食欲。
で、翌日、スーパーの総菜コーナーを覗いてみたのだが、
あったあった、チーズカツ。
何々?カマンベールチキンカツとな?
それはブルジョアの食べ物だ。
安っすい淵の「赤い」ハムですよぉ~
それが一番安っちくて美味しい♪
赤い? どんなハムなんざんしょ。