酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

名残のわかさぎ

2016-03-10 | こしらえた話。
旬の名残である。
天ぷらも唐揚げもちょとマンネリ。なので白焼きにしてみた。
濃い目の塩水に少し漬け、イカダにしてさっと炙る。おろしと生姜を添えて。



目刺し(いわゆるイワシ)より甘味があって美味しいかも。良い酒肴である。

3月もすでに中盤ですかい。
ああ、この冬は何も収穫がなく終わってしまう。
あがくのも面倒なので、えーい、一気に春になっちまえ。

自由軒、まさかの気まぐれサラダにびっくりぽん

2016-03-08 | 旨かった話
昨夜は自由軒で晩酌。気になっていた「五郎セット」を注文。


ひと皿にクリームコロッケ2個、ホッケフライ2個。基本的にはご飯付きの定食、オプションで例の大きな味噌汁というシステムだが、ビールを呑み他にも食べたいものがあるので単品オーダー。
ちょっと焦げたと笑い飛ばす主人、こちらもそんなこたぁノープロブレム。

これを二人でシェアすることにして、他は


カキフライ。前掲の画像と見た目があまり違わない(笑)

ともかくは、とても美味しい自由軒のフライたち。


ホッケもほっけほけ、じゃなかった、ほっくほく。

で、サラダもねとお願いしたら・・・


まさかのフルーツサラダ。自由軒のメニューは一通り抑えたつもりでいたが、サラダはノーチェックだったんだな。
おいおい、これで酒飲めってかと思ったが、酒にも料理にも合うのが意外。さすが自由軒、元を正せば老舗洋食屋、なのである。恐れ入谷の鬼子母神。


さて、さんろくで呑み直しましょうかねと5条通をつらつら。


通り道、おばんざい「たりき」で5条界隈はしご酒。
画像は「辛い牛肉麻婆」の図。

春の嵐も、酒さえあれば(笑)

2016-03-07 | 酒風景
昨夜は旭川の繁華街で開催されている「さんろく感謝の日」を友人Tと共につらつらとハシゴしつつ、少し落ち着いて呑みましょうやと「和酒たなか」に。月に2回位、日曜日も営業してるのだ。
このようにして、日本酒仲間はどんどん増やしたい。

日本中に旬の酒が出回るこの頃である。やはり生酒に目が行く。
まずは北海道のものを。


二世古(二世古酒造/倶知安町) 特別純米原酒 きたしずく
新たな道産酒造好適米と期待される「きたしずく」で醸した酒。実は同じ「吟風」を使った同ブランド品が我が家の冷蔵庫に。
比較してみたくもあり、味の感想はそれを呑んでみてからにさせてもらう。
昨日の味をよく記憶しておかねば。


豊醇無盡たかちよ(高千代酒造/新潟) 扁平精米おりがらみ壱火入(青ラベル)
扁平精米で思い出した。いつぞやこれのラベル違いを呑んだような。
濃醇、辛口かと思いきや肴と合わせてみれば深い旨みが広がってくる。やはり酒は肴があって進化を発揮する。
それにして相変わらず原材料名から醸造データなどが非公開。この時代に許されるのかとも思うが、まあそれも日本酒らしいところ、としておこうか(笑)


Tが呑んでいたのはこれ。たなかさんが推す「風の森」からこの1本。

昨日は天気も悪く出かけるには億劫なのであったが、呑んでしまえば雨なんか気にならない(笑)。
結局は深酒モードに突入せり。

女将のおやつ?

2016-03-06 | 旨かった話
いつもの女将の店で晩酌。


イカを生姜で炊いたもの。生姜の辛さがイカの旨みを引き出しとても美味しい。
思えば生姜って、イカの料理につきものだな。野菜などと炊くときもよく使われるし、刺身も実はわさびよりもおろし生姜の方が旨い。

そして、何かを揚げてるなと思っていたら


ポテトチップとハムカツ。

何これ、女将のおやつかい。思わず笑いが出るが、どうしてどうして、女将が拵えるとやっぱり女将なりの味がして旨いんだな。

料理ってセンスだな。女将の料理を味わいいつもそう思う。天性というか、それがあるとないでは大きく違う。
それを持っている人は何を作ってもカタチになるし、例えしくじったとしてもそれなりに食べられるから不思議だ。一方、それがない人は・・・。

ちなみに自分のこさえるものは大概味が濃い。

天性か。

中トロ主義。

2016-03-04 | 旨かった話
世の中には大トロ信仰があって、たとえば刺身でもトロ! 寿司ネタでもトロ! という人が後を絶たぬ。トロがとにかく何より旨いもの、素晴らしいものという、へたすりゃ世の中で最も崇高なまでに美味しい食べ物なんだそうだ。

江戸時代には見向きもされなかった部位だったものが、時代を経てこの変わりようは滑稽である。
が、否定はしないよ、トロに目の色変えるヒトたち。なぜなら自分は全日本中トロ愛好者連絡協議会の会長だからだ(フィクションです)。ともかくそのくらい中トロが良い。


マグロ納豆。本マグロの中トロをヅケにしたものであるが、これが旨いのなんの。大トロではこうはいかない。
と、ほくそえむ晩酌なのだった。

限りなく中トロに近い赤身、これが旨い!
かつてはそんなふうに通ぶったりしてはいたが、マイブームの断捨離のせいか、そういう面倒なこだわりを言うのも面倒になった(笑)