HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

フレディーズ・サンバ

2010年03月09日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲
Mちゃん(小5):
先週初めて渡した、「フレディーズ・サンバ」という曲。
こういう曲を弾くのは初めてのMちゃんですが、もともとリズム感がとてもよくて、たぶん幼い頃から こういったリズムに馴染んでいるんだと思われます。

先週ちょっと練習してみたところは、自分でちゃんと覚えて、弾けていました。
今日は、前奏-リズムバンプ-そしてはじめのAメロの所を、少しずつ 一緒に練習してみました。

ラテン音楽の中でも、サンバのリズムはテンポが早く譜割りが細かく、休符がひとつ置きぐらいに入り、裏打ちが多く、慣れないとなかなか乗れない難しいリズムです。
Mちゃんは 普通にちゃんと先生の後についてリズムを弾いていきますが、これはMちゃんだからできること。
普通じゃなかなか、こうはいかないでしょう。
しかも今日は、どんどん両手で弾いていきました。
両手のリズムの組み合わせも難しいですが、Mちゃんがすぐにちゃんとわかってくれるので、調子よくどんどん進み、最初のAメロ全部やってくることが宿題になりました。

譜面を書いたのは私なので、つい気持ちよく書いてしまい、難しいかなあ?と思う箇所もけっこうできてしまいました。
練習が終わったとき、私はMちゃんに
「難しい?」ときいてみました。そうしたらMちゃんは、
「できると思う!」と頼もしく答えてくれたではありませんか。
そうさ、できるよね。真夏のコンサートで、はじける夏のサンバを弾こうじゃないか!\(^O^)/
今日は、M&Mで弾く連弾や みんなで弾くアンサンブルの提案など、いくつかの新ネタもあり、コンサートに向けてプログラムが固まりつつあります。

ところで、今日、仲良しのM3ちゃんは病気でお休みです。バイキンにやられたか?
M3ちゃんにも、新ネタいっぱい用意して待ってたのにな・・・残念
早く治して、来週は来てね。

ブルースのわかる男

2010年03月09日 | レッスン日記(小中高生)
Tくん(小4):
Tちゃんのレッスンが終わりに近づいた頃にやってきたTくん、こちらも靴下が濡れていて、Tちゃんのと並べてヒーターの前で乾かしながらのレッスンです。

先週、ジャズのブルースをいい感じに弾いてくれたTくん、今日もさっそく その「バグズ・グルーブ」を弾きました。
もう、最初のメロディーはほとんど頭に入ったようなので、今日は「ブルース」の説明をしました。
こういう内容は、構成力のあるTくんにピッタリです。

ジャズの世界でいう「ブルース」は、曲のスタイルのひとつです。
歌謡曲や演歌での「ブルース」・・・「長崎ブルース」とか「夜のブルース」とか(そんな歌あるのかと思って検索してみたら、両方ともあった)そういうのとは全く別ものです。

12小節で1コーラス、そしてコード進行が Cのブルースだとすると 
 C-C-C-C
 F-F-C-C
 G-F-C-C と決まっています。しかも全部、7thコードでとります。つまり

 C7-C7-C7-C7
 F7-F7-C7-C7
 G7-F7-C7-C7 というのが、Cのブルースなわけです。

コードのわかる人は、弾いてみてごらんなさい。
このコード進行だけで、メロディーがなくっても いかにもジャズっぽくてかっこいいですよ。

「大人っぽく」「男らしい」のが希望のTくん。今日「ブルースがわかる」ようになったので、これからは大人同士の「ブルースの話」ができるわけだ。
よっしゃー、また一段と大人っぽくなったぞ

ヒーターでほっかほかに暖まった靴と靴下を 冷めないうちに大急ぎで履いて 帰っていったT&Tきょうだいでした。

さんぽ

2010年03月09日 | レッスン日記(小中高生)
Tちゃん(小2):
「右手は自信あるから、いっぱい弾いてきちゃったよ」
真冬の寒さに逆戻りして 冷たい雨も降っている今日、Tちゃんは元気にやってきました。
手も顔も、寒さで真っ赤になっています。
靴も靴下も濡れてビショビショ。
さっそく靴と靴下をヒーターの前に並べておいて、それからウォーミングアップのために バーナムを弾いて指をほぐします。

さあ、「トトロ」だ!
ほんとに、第1曲「さんぽ」は、元気よく弾けています。
たっぷり大きな音も響いているし、指換えなどにも気をつけています。
「もう覚えた感じがする。楽譜見ないで弾いてみようかな」
Tちゃんはこう言って、楽譜を閉じて「さんぽ」を弾いてみています。すると本当に、楽譜を見ないで「さんぽ」がちゃんと弾けた! もう暗譜できてるんだ!
ただ、自信のあるところ以外は、当然のようにサッ!と左手を引っ込めて、メロディーだけにしてしまうのはもったいない。
「Tちゃん、次のところ、一緒にゆっくりやってみよう。左手もつけてね」
「えっ、左手もやるの?!」
Tちゃんは観念して、左手もゆっくり弾き始めました。
やってみたら、なんだ、ちゃんと弾けるじゃない。
ゆっくりとなら、ちゃんと音符を読みながら左手を合わせていけてるのです。
こうして、ゆっくり確かめながら、とうとう「さんぽ」の最後まで、それから「風の通り道」の最初のAメロ、そして「さんぽ」から「風の通り道」につながる間奏の部分も、Tちゃんは両手で弾けました。
「なーんだ、弾けるんじゃない!じゃ、来週『さんぽ』は全部、両手で弾いてきてよ。『さんぽ』までだけでいいからさ」
「うん、できると思う」
ということで、Tちゃん、きょうはずいぶん進むことができました