HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ウサギちゃんはショパンがお好き

2010年03月28日 | レッスン日記(小中高生)
キノパパ:
忙しい中で、月に2回、ピアノのレッスンに来る時間を捻出しています。
レッスンに来るためには、もちろん自宅で練習をする時間も、もっと努力して作り出しているんですよね。
現役のビジネスマンですから、その努力は大変なことだと思います。

今日の課題は、テキスト「大人のためのピアノ教本3」最後の曲、ブラームスの交響曲第3番から、甘くせつない第3楽章をピアノ用にアレンジしたもの、そして秋の「ハロウィンコンサート」のために選んだ ショパンの「別れのワルツ」の2曲でした。
どちらも、まだ最初の方だけですが、とてもまじめに、丁寧に練習しています。
「ドイツ三大B」のうちの一人であり、ジプシー音楽の影響も受けて 重厚な響きを持つブラームスの曲。
そして繊細で透明なショパンの音色。
それぞれ、全く違うスタイルを持つ2つの曲を、作曲家の表現したイメージに忠実に再現していくのは、難しいですが また同時にやりがいのあることです。

「ウサギを膝に乗せて弾いていると・・・」
キノパパの家では、かわいいペットのウサギちゃんを飼っています。
「この、ショパンの曲を弾くと、ウサギが膝の上で静かにじっとしてるんですよ。」
「えっ、ショパンの曲を聴いて、うっとりリラックスしてるんですか?!」
「そうですね・・・そうだと思います。じーっとおとなしくしてます。ブラームスのような、音が厚くて低音が響くようなのはダメですね。そわそわして、落ち着かなくなるんです」
すごい! ウサギちゃんにも、ショパンの透明感ある柔らかな音色は 心地よいと感じられるんですね。
そういえば、小さい子どもで「低い音がきらい」「こわい」ということがあります。
ウサギちゃんも子どもと同じように、低く太い音には 不安や恐怖を感じ、高音で細やかに流れるような音には 安心を感じるのかもしれません。
小さな子どもや動物は、大人よりずっとストレートで純粋です。彼らの率直な反応は、音楽の本質を衝いているのではないでしょうか。
音楽の力とは、本当にすごいと改めて思いました。
そして同時に、ウサギちゃんを抱っこしながら優しくショパンを弾いている キノパパの姿を思い浮かべて、いっそうなごんだヒバリでありました。(*^o^*)