HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

パフ・魔法のドラゴン

2010年03月13日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲
Y子ちゃん(小4):
コード演奏の「パフ」。
これは、1960年代にPPM(ピーター・ポール&マリー)という男性2人、女性1人のユニットが歌ってヒットした曲です。
舞台設定はメルヘンで、友情とペーソスに満ちた歌詞が何番にもわたって続く歌だけど、単なる子どもの歌というより、ベトナム戦争への反戦歌としてのフォーク、という位置づけもあって、若者も大人もみんなが愛唱した歌だったのです。

Y子ちゃんは、2コーラス繰り返して終わっていたので、
「この歌、終わりの方に、悲しいところもあるし、3番はちょっと静かな感じで弾いてみたら?」と言ってみました。「この歌、知ってるんだよね?」
するとY子ちゃんは、「学校では習ったけど、内容は知らない」と言うのです。
「えっ、そうなの?じゃ、このタイトルの『パフ』はわかるよね?『ジャッキー』は?」
いろんな質問をしてみましたが、Y子ちゃんは「うーん、なんだかよくわかんないで、ただ歌ってた」というのです。
「なーんだ、知らないで歌ってたのか
私はびっくりして、早速 手近にあった絵本を見せながら「パフ」の説明をしました。

「パフって、恐竜だよ。こんな感じの。(Y子ちゃんに見せたのは、日本の児童書『もりのへなそうる』です)こうやって、海辺の街ホナリーで、ジャッキーっていう男の子と出会って 友だちになるの。二人はすっかり仲良しになって、毎日船に乗ったりして遊ぶんだけど、そのうちジャッキーは大人になって、もう遊びにこなくなってしまったの。パフはひとりぼっちになって、悲しく暮らすの」
「えーっ、じゃ、パフって悲しい歌なの?!」
「そうよ。最後は悲しいのよ。ピーターパンみたいに」

そうです。悲しいパフ。
みんな、知らないで歌ってた?
ここに「パフ」の動画を貼るので、ぜひ見てくださいね。

パフ・魔法のドラゴン

後記:HPに「あの曲の由来」と題し、パフのことを書きました。パフの背景を詳しく載せたので、興味のある人は見てくださいね。

卒業式の伴奏

2010年03月13日 | レッスン日記(小中高生)
S子ちゃん(小5):
卒業式のときに在校生が合奏する「威風堂々」のピアノ伴奏を仰せつかって、1ヶ月練習し、やっと何とか形になってホッとしました。
それが前回のレッスンのことなので、今日はゆったり、自分の練習曲をやってきたかな、と思いきや・・・

「またコレ頼まれました」と楽譜をもってきた。
「えっ、今度は何なの?卒業式のはもうできたでしょ?!」
「あれは入場行進の伴奏で、これは退場だって・・・」

見ると、曲は「パッヘルベルのカノン」で1段譜、楽譜の区切りごとに「鉄琴」とか「シンセサイザー」とか書いてあります。
「シンセサイザーの役なんだね? じゃ簡単じゃない。シンセの場所がきたら弾けばいいんでしょ」
「ううん。シンセも鉄琴も関係なく、私はこの楽譜に書いてあるとおり全部弾くんだって」

またかい!(-_-;) しかもまた、楽譜が大きすぎて縦長で、譜面代に置けない(-_-;)(-_-;)

しょーがないので、楽譜を真ん中から ハサミで半分に切り、横にテープでつないで とりあえず使えるようにしました。
今度の曲は片手だし簡単だったので、フレーズと指番号だけアドバイスしてできあがりました。

この2ヶ月ぐらい、S子ちゃんは責任感と練習でいっぱいだったので、今日は残った時間、久しぶりに「バーナム」をいくつも思い切り弾いて発散し、モーツァルトのロンドも「指が忘れてるかも・・・」と言いながら弾いてみて、楽しく元気に弾けてよかったです。

次回こそ自分のレッスンができるようにと祈ってるよ。