HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

K小学校合唱団スプリングコンサート

2010年03月22日 | その他日記
5年生のM&Mコンビが所属している、K小学校合唱団の「スプリングコンサート」が行われるというので、出かけていきました。
場所は、うちからすぐ近くのS高校のホールです。

K小学校の合唱団は、NHK全国学校音楽コンクールや TBSコンクールなど、数々のコンクールで賞をとっている、実力のある合唱団なのです。聴くのは 今日が初めて。
合唱団員は、3年生から6年生まで 40人ぐらいで、おそろいの白いワイシャツにストライプのネクタイをしめて、整然と並んでいます。
ふだんはマンガを読んで はしゃいだりふざけたりしているM&Mも、みんなとおそろいの白いワイシャツとネクタイに紺のスカートという姿で、神妙に歌っています。
うちのレッスン室では ずいぶん大きいと思っていたけど、こうしてみんなの中に入っていると、なんか小さく見えちゃうにゃー
子どもたちの歌は 発声や表現など、とてもよく訓練されていて、長い期間をかけて毎日練習を積み重ねてきたということが伝わってきました。
第2部がメインステージ、というか、演奏会用の大曲が 心をこめて演奏され、発声、アンサンブル、表現など どれもすばらしく、たくさん練習したんだなあ、と感心しました。

第1部は、世界の国々(日本も含めて)のトラディショナル・ソングが 学年別などの小編成で次々と演奏されていました。
気軽に歌える歌が並び 斉唱(ハモりなし)とか輪唱など軽い感じで、アレンジも凝ってはいなかったので、その分、子どもの声の「素材感」みたいなものが ストレートに現れてくることに気づき、興味深く思いました。
そうそう、この、独特の 透明で細い声・・・
昔「みんなのうた」とかで歌ってた少年少女合唱団とか、自分たちも小学校で歌ってた時は、こんな声だった・・・
あの歌たちはどこいったんだろうと思ってたら、ここにいたのか・・・

訓練を積んだ声楽家の、艶やかでたっぷりしたソプラノやアルト、テノールやバス。
声楽の目標は その声に行き着くことなのかもしれないけど、私には、子どもの歌声は、発達途中とか未熟、とかではなく、それ自体立派なジャンルの一つだと思えます。
つかの間の短い間しか歌えない、透明な声で、仲間とハーモニーを奏でることの幸せを、子どもたちにも お家の方々にも、大切にかみしめてもらいたいと 心から思います。

Mちゃん、M3ちゃん、がんばったね。お疲れさまでした。
じゃ、あした、ピアノでね!