HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

GW明け・Aちゃん

2017年05月08日 | レッスン日記(小中高生)
GWが終わりました。
みなさん、いかがお過ごしでしたか。

今年は、お休みをやりくりすれば9連休か10連休になるくらいの ゴージャスなバケーションも可能でしたね。
お休みが始まるときは「\(^o^)/わーい、お休みだ~♪」と嬉しいですが、お休みの間 レッスンにだれも来なくて、いつもはにぎやかなレッスン室がシーンとしてると、やっぱりみんなに来てもらいたいなーと思いますね...

というわけで、今日はGW明け、初めてのレッスン日。
最初のレッスンはAちゃん(小4)からです。
前回 保留になっていた「君をのせて」の仕上げをして、「ミス3回以内で合格」の課題をクリアし、合格になりました。
ところで、演奏するとき 思わず出てしまう「ミスタッチ」ですが、原因は人により様々。
一概に「間違えるのは練習不足だからでしょ」というものではありません。
ちなみにAちゃんの場合はというと、少々せっかちなところがあり、音符や指の位置を確認する前に もう音を出してしまう傾向があります。
弾いてしまってから「あれ?ちがう音だ」「「じゃここかな」「こっちかな」とあちこち探り弾きをしてしまうので、その時点で 間違った音を何度も出してしまう、というパターンです。
また、譜読みがあいまいなまま まず音を出してから楽譜を見て「ああ、合ってた」と 確認の順が逆になることも。
なので「合間が空いてもいいよ、間違った音を出さなければ」とクギを刺し、「だから丁寧に、よく確かめてから音を出すんだよ。4回違う音を出したら失格だからね」とダメ押ししてから
「じゃ本番!」とキューを出します。
するとどうでしょう。あんなにセカセカ弾いていたAちゃんが たちまち慎重に。
真剣に楽譜を見て音を読み、指が正しい鍵盤に置かれたかよく照らし合わせて、目は忙しく楽譜と鍵盤、そして指へと往復します。
用心の上にも用心を重ねて弾くので、さっきは10回以上「うっかり」の音を出していた曲が、2回の小さなミスだけで 無事最後まで弾くことができたのです。
Aちゃんのような子には、「3回ミスまで」の合格テストで脅かすことは 注意力を促し、集中を高める上で なかなか有効な手段なのです。(笑)

バーナムの方も先週に引き続いて16分音符連続の課題を中心に、指のタッチや速い速度でのメカニックな練習が充実してできました。
実はけっこう指が回る(はずの)Aちゃんなので、バーナムで自信をつけつつ、さらにメカニック面も向上していってもらいたいです。