HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

一気にピアノらしくなった\(^o^)/

2017年05月25日 | レッスン日記(小中高生)
Lちゃん(小2):
去年の秋 ヒバリ教室に入門して、約9カ月がたちました。
「ゆめキラ☆キッズピアノ」というやさしい曲集を2冊、そしてバーナムの「ミニブック(紫)」と「導入書(オレンジ)」を同時に使いながら、楽しくレッスンしています。
先週、ふとしたことから、Lちゃんが左手の分散和音で伴奏することができるんじゃないかなあ、と思ったので、それのバリエーションとして「かっこう」の曲にコードネームを書き込み、分散和音で伴奏をつけて弾く、という宿題を出してみたんだけど・・・どうかな?

弾けました!
かっこう、かっこう、と右手でメロディーを弾きながら、左手はドミソ、ドミソ、とCのコードで伴奏をつけます。
初めての伴奏パターンなので、ちょっと戸惑った部分もありましたが、正しい弾き方を教えてあげると、すぐにできるようになりました。
「それじゃあ、こういう伴奏はどうだろう? Cのコードは同じだけど、弾き方がちょっとちがう」
先生が示したのは、ブンチャッチャ、というワルツの伴奏です。ドがベース、ミとソを重ねて、この和音でリズムパートを弾きます。
Lちゃん、これも大丈夫でした。
これができれば、もう立派なピアノスタイルです。
コードネームを使えば、こんなにピアニスティックな伴奏も それほどの苦労なく弾きこなすことができるのです。
音符を読んで弾く、という基本の学習はとても大事ですが、コードを使う弾き方も、積極的に取り入れていこうと、改めて思いました。

さて、バーナムは「そくてん」という、アルペジオ課題です。
Cのコードで 左・右・左・右・と 手を置き替えながら広い範囲のアルペジオを弾き、さらに初めてのペダルもつけてみます。
生徒のみんなが大好きな、この美しい「そくてん」。
Lちゃんも、一度弾いてみて「わあー」と感動したようです。
「ねっ、きれいでしょ?こんなにステキなんだから、あとでママがお迎えに来たら、弾いて聴かせてあげようよ」
と計画し、帰り時間になってお迎えに来たママに聴かせてあげました。
ママも「うわー、すごい!」とびっくり、大感激してくれました。
Lちゃん、ここへきて、一気にピアノスタイルがバージョンアップしたね!

パートに分けて弾いてみてね

2017年05月25日 | 音楽のツボ
Sさん(大人):
今月から、月2回のレッスンを始めています。
今日は2回目のレッスンで、曲はショパンのワルツ嬰ハ短調。
独習で曲をマスターしていて、レッスンに見えたときはもうすでに全曲、ほとんど暗譜している状態・・・すごいですよね。
ただ、全曲暗譜の弱点は、曲の途中で止めたり、途中から弾いたり、ということがムリっぽいことかな。
弾いていて、「あ、今のところもう一度・・・」とか「〇〇小節目から弾いてみてください」とか言うと、アレ、どうだっけ?みたいになっちゃって、なんか申し訳ない。。。
だって、さっきあんなに流暢に弾いてたのに、区切った途端に迷子になっちゃったりするもんだから。

曲を丸ごとひっくるめて覚えていると、暗記したように見えて、実はあいまいな「イメージ」だけしかおぼえてない、ということが多いものです。
それを防ぐためには、パートをひとつひとつ、分けて弾いてみることが有効です。
「パート」っていうのは、単に右手と左手っていうことじゃなく、楽譜の中に組み込まれているソプラノ、アルト、テノール、バス、などのパートのこと。
ピアノ楽譜なのに、そんなのあるの?って思いますか? 
あるんですよ、これが。
どこにどのパートがあるか、自分で見つけられればいいですが、わからない人は先生に聞いてみてくださいね。

そう、ピアノって、ソロ楽器でありながら、ある意味 ソロではない。
実はオーケストラ全体のパートを、一人で兼任してる。
・・・という表現が正しいかも。

パートに分けて弾いてみると、今まで気づかなかった ベースラインや 細かいニュアンス、内声(ないせい)の流れなどが、はっきりと浮かび上がってきます。
右手と左手を別々に練習することは、みんな普通にやってると思いますが(え、やってない?ダメだよ、やってね。)、もうひとつ踏み込んで、「パート分け」、ぜひやってみてください。
あなたのピアノの音色が、格段に変わってくるはずです。

シェリーから1週間へ

2017年05月25日 | コード奏法
Y子さん(大人):
ハ長調のラウンド・コードを使い「シェリー」を練習中です。
一応 前回、コードをつけて弾くことができたのですが、今週はさらに2ビートのリズムでの伴奏でバージョンアップして練習してきたのです。
ブンチャ、ブンチャ、というリズムが、いい感じで弾けています。
とってもよくできているので、
「どう?ただコードを押さえるだけより、リズムがある方がかえって弾きやすくない?」と聞いてみました。
「そうね、慣れてきたら、この方が弾きやすいかもしれない」と、Y子さんも言いました。
ラウンド・コードを使っている曲は、ほかにもたくさんあるので、ぐんと応用範囲が広がったと思います。

今日はもう1曲、ロシア民謡「1週間」のメロディーも弾きました。
イ短調なので、コードはAmとE7を使います。
Amは シェリーのラウンド・コードの中で経験済みなので、新しくE7を左手で押さえる練習をしました。
これをメロディーにつけて弾けるように、というのが、つぎの目標です。