Sちゃん(中2):
「今日はゴッドシャルクの方はやってきました」と「ダイイング・ポエット」の序盤とテーマをレッスンしました。
イントロのアルペジオやフレーズ感など、少ない練習時間の中で心を配って練習したんだなあと思わせる、「ヒバリ教室の最上級生」らしい音色を出してくれていて、さすが長年の間に身に着いたものを感じました。
形を変えながら何度も出てくるテーマ、そして曲全体の構成などを分析して わかりやすく練習記号(A、A’、B...など)で整理し、コードネームも書き込んでみたんですが、この曲の調性が ♭3つのE♭(変ホ長調)のため コードネームもやたら♭がちりばめられた、とっても難しそうな譜面になってしまったので、Sちゃんの目まいをさそいそうで逆効果となってしまったようでした。
でも「♭3つっていうことは、ドレミファソラシド、のほぼ半分は黒鍵ってことで、音符で見ると複雑みたいだけど、弾いてみたら手には弾きやすいキーなんだから。覚えてしまえばラクラクだよ!」と力づけておきましたが どうでしょう・・・(汗)
レッスンを終わって玄関で靴を履きながら、Sちゃんが
「そういえば」と 急に思い出したように言いました。
「関ジャニのモーツァルト!見ましたか~?」
ああー、アレね。
私はあの手の「王者決定」みたいなバトル番組が好きじゃないので オンエアは見てないんですが、後でひょっこりYOUTUBEで見る機会があり、要所要所だけサササッと流し見したんでした。
「見たんだ?」
「はい。見ました。家族じゅうで」
「どうだった?」
「すごかったけど・・・でも」
「ただミスの回数数えて、すごい勢いで弾いて、それでいいってもんじゃないと思わない?」
「そうそう。家族みんなでそう言ってました」
「せっかくの音楽が台無しになっちゃって、あれじゃ音楽じゃないよね...アレンジもヘンだし」
「そうなんです。ほんとにそう思った。」
「でも、一般の人たちはあれを見て『すごい!』って絶賛したりしてるかもしれないよ」
「えーっ・・・そうかなあー」
中学生のSちゃんが、ごく自然に音楽の本質を感じていることを嬉しく思いました。
少なくとも彼女は、奇をてらってパフォーマンスをひけらかすような人にはならないでしょう。
「私は、ああいう音楽はやりたくないです。もし関ジャニに出演してって頼まれたらお断りします」
「大丈夫。頼まれないからwww」
「(^□^)ぎゃはは~」
と、いつものSちゃんのキャラ全開で帰っていきましたとさ。
「今日はゴッドシャルクの方はやってきました」と「ダイイング・ポエット」の序盤とテーマをレッスンしました。
イントロのアルペジオやフレーズ感など、少ない練習時間の中で心を配って練習したんだなあと思わせる、「ヒバリ教室の最上級生」らしい音色を出してくれていて、さすが長年の間に身に着いたものを感じました。
形を変えながら何度も出てくるテーマ、そして曲全体の構成などを分析して わかりやすく練習記号(A、A’、B...など)で整理し、コードネームも書き込んでみたんですが、この曲の調性が ♭3つのE♭(変ホ長調)のため コードネームもやたら♭がちりばめられた、とっても難しそうな譜面になってしまったので、Sちゃんの目まいをさそいそうで逆効果となってしまったようでした。
でも「♭3つっていうことは、ドレミファソラシド、のほぼ半分は黒鍵ってことで、音符で見ると複雑みたいだけど、弾いてみたら手には弾きやすいキーなんだから。覚えてしまえばラクラクだよ!」と力づけておきましたが どうでしょう・・・(汗)
レッスンを終わって玄関で靴を履きながら、Sちゃんが
「そういえば」と 急に思い出したように言いました。
「関ジャニのモーツァルト!見ましたか~?」
ああー、アレね。
私はあの手の「王者決定」みたいなバトル番組が好きじゃないので オンエアは見てないんですが、後でひょっこりYOUTUBEで見る機会があり、要所要所だけサササッと流し見したんでした。
「見たんだ?」
「はい。見ました。家族じゅうで」
「どうだった?」
「すごかったけど・・・でも」
「ただミスの回数数えて、すごい勢いで弾いて、それでいいってもんじゃないと思わない?」
「そうそう。家族みんなでそう言ってました」
「せっかくの音楽が台無しになっちゃって、あれじゃ音楽じゃないよね...アレンジもヘンだし」
「そうなんです。ほんとにそう思った。」
「でも、一般の人たちはあれを見て『すごい!』って絶賛したりしてるかもしれないよ」
「えーっ・・・そうかなあー」
中学生のSちゃんが、ごく自然に音楽の本質を感じていることを嬉しく思いました。
少なくとも彼女は、奇をてらってパフォーマンスをひけらかすような人にはならないでしょう。
「私は、ああいう音楽はやりたくないです。もし関ジャニに出演してって頼まれたらお断りします」
「大丈夫。頼まれないからwww」
「(^□^)ぎゃはは~」
と、いつものSちゃんのキャラ全開で帰っていきましたとさ。