HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

選帝侯ソナタ 第三楽章、テンポまとまってきた。

2017年05月17日 | クラシック曲
Hさん(大人):
ベートーヴェン「選帝侯ソナタ」の第3楽章。
冒頭に現れ、それから3回、形を変えて出てくる主題モチーフですが・・・

先週は 3回それぞれが違ったテンポで弾かれていました。
それは演出、とかではなく、100パーセント 弾き手の都合によるものでした。
両手ユニゾンで 調子よく弾けるところは 威勢のいいアレグロ、左手の伴奏が16分音符連続で大変なところはゆったりしたラルゴ、というように。

今日はどうでしょうか。
「がんばったんですけどね~。やっぱり左手だけの練習はダメですわ」
と言いながら弾いたHさんの演奏は・・・
おお!
大分 3パターンのテンポが近づいてきた。

最初の軽快なアレグロは変わりなく、つづく「左手が大変なのでラルゴ」の部分が、大健闘して アレグレットぐらいになってる!
3番目の対旋律のところは・・・うーん、そんなに慌てなくて大丈夫、充分間に合ってますよ。
もうちょっとゆっくり弾いて!
おおっと、その次の 何でもないシンコペーションの小節が、やたら遅い。
もうちょっと急いで!

・・・と、新たな「独自性」はあれど、前回に比べて テンポの統一性は格段にアップしました!
もう一息です。がんばろう!