三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

されどスウィング。

2017年09月07日 | 読書
ジャズに関する知識とかはほぼゼロに等しい私ですが、
この本は本当におもしろかった。

されどスウィング -相倉久人自選集-
相倉久人
青土社


ジャズと邦楽の折衷についてのくだり。

こういうある種の折衷音楽を手がけるときに注意しなければならないのは、
楽器にその音楽文化特有の民族楽器を取り込んで、
あとはオリジナルに近い音を出そうとすること。
名前は出しませんが、雅楽の世界で約一名そういう人がいますね(笑)。
要するに向こうの楽器を笙・篳篥で置き換えているだけ。
 それでは何の面白味もありません。


正論だ。まさに正論。
ほんと、それ。

でも、そういうものを喜んで聴いている人たち
何の違和感も疑問も持たずに受けれている人たちが
たくさんいることもまた事実。

もっとオモシロイものを作りたい、と
いつも思ってはいるのだけど。
たとえ結果的にそうはなれなかったとしても
自分の目標としては掲げてるつもり。



コメント
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