三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

1拍子。

2017年09月06日 | 三味線のはなし
ある民謡の採譜を見たところ

二分の一拍子

と書かれていました。


1拍子??


無拍子ではなく
一定の拍を刻むんですよ、的な?


民謡は二拍子みたいに思われがちだけど
字余りみたいに拍が裏返ることがよくある。
津軽三味線もそういうところがある。
でも、全然意識してないから
気分よくソロを弾いてると
ときどき戻れなくなる(笑)
頼れる打楽器奏者がいると
そんなとき、とても助かります。笑

要するに
五線譜は便宜上のもの。

そこに書けることがすべてではない。
別に難しくやってるつもりでもないことが
五線譜にするとおそろしく複雑に見えたり、
逆にこだわりのある細部は
五線譜に書けないことゆえに見落とされたりする。

とくに
リズム、間(ま)は書けないなぁ。
あの津軽の訛ったリズム。
でも、まさにそれこそが
津軽三味線の味わいの要だと
私は考えているんですけどね。



コメント
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