三味線の絃は爪で押さえるので
ずっと弾いていると糸のあたる部分の爪が削れて
多かれ少なかれ ”糸道” がつくのですが、
義太夫三味線の糸の力は他のジャンルの比ではないので
糸道どころの話ではなく、マジで爪が割れます。
前回の瑠璃の会の本番前は
爪が減りすぎて痛いところまでいったので、
今回は早め早めの対策を・・・と
ギタリストが爪を強化するためのベースコート、
その名も「ザ・ギタリスト」を毎晩塗って寝てます。
稽古したらすぐに剥げるんだけど、
コーティングされている分だけ自爪のダメージは
多少軽減されてるかなと思わなくもないのと、
稽古後に塗りなおすことで
割れかけた爪のリカバリーにも貢献している気がする。
しかし、ズボラだから
三味線を弾くときに使う左手の三本の指にしか塗らない。
そういうところに女子力が問われるんですぜ。