楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

     ・日ごろ考えること
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     ・おくのほそ道を歩く

木の実

2018年09月15日 05時43分12秒 | 日記
数年前、この木の前で歩道の凸凹により転んだ。

前かがみに歩いて居たためであろう、

右足を取られてばったりと前に倒れた。

冬場の事で、手袋をして、コートを着ていたので、被害が少なかったと思ったが、

倒れた時は、胸が痛くて、しばらく起き上がれないほどで、

横を通りすぎる人が、「大丈夫ですか」お声をかけるほどであった。

やっとの思いで立ち上がり、脇の木を見上げると何個も実が成って居た記憶である。

今日もその前を通り、木を見上げると、何個も実がぶら下がって居る。

(実がついている木)


かりんの木である。


転んだ時の記憶がよみがえってくる。

起き上がって、痛みは左ひじが強かったが、痛みををこらえて家に帰る。

コートを脱ぎ、セーターを脱いだら、長袖シャツのひじから血が滲んでいる。

カミさんに袖を引っ張ってもらい腕を抜いてみると、

血がしたたり落ちた。

カミさんがひじを見てこれは医者に行かないとだめだと言う。

近くの整形外科へ行くと、「よくこの医院へ来たね」という。

「どう言うこと?」と聞くと、

「この傷では、大病院の外科が普通だよ」

たかが転んだくらいで、大げさな、しかもオーバーコートも着て、

セーターも着ていたのだから、そんな大げさな事では無いだろう。

「どうしてですか」と聞いたら、看護婦さんに、

「縫いとめる用意をして」と言っている。

「う~ん、骨が見えているよ、二針では無理だな」

と言いながら麻酔もなく縫って行ったが、4針で終わったようだった。

以来、歩くときは前かがみでなく、胸を張ってふんぞり返って歩くようにしている。


どう言う訳かこの先生、ボクには相性が良くて、

ボクも言いたいことを言えるが、

先生も言いたい放題である。



不思議と腰が痛い時も肩が痛い時も、

「年齢には勝てませんよ。」とあきらめ顔で、痛み止めの薬を出して、

「こうすると良くなりますよ」と教えてくれる。

その日から、先生が教える体操?をやってみると不思議に痛みが遠のき、

貰った痛み止めの薬も用が無くなり、いつも一日しか通ったことが無い。

これでは医者は儲からないだろうにと思う。


話がそれてしまったが、先生が話してくれた、「前かがみで歩かない」ので、

お陰で、以後何年も転んだことは無い。

今年も転ぶことは無いだろう。


コメント (6)
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