楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

     ・日ごろ考えること
     ・日光奥州街道ひとり歩る記
     ・おくのほそ道を歩く

卵のアルバイト

2019年09月25日 04時21分56秒 | つれづれなるままに考えること
20年ほど前に7か月入院して居た。

大学病院の担当医は、インターン(研修医)の先生。

医者になるのは大変年月がかかる。

大学の医学部に6年通い、医師の国家試験を受けてその後、

インターンが2年、ここで自分はどの分野を専門にしようか決める。

内科、外科、整形外科、泌尿器科、肛門科、眼科、歯科口腔外科、

脳神経科、精神科などなどを研修して決めるのだ。

2年間はいわゆる無給で生きた医学を学ぶ。


その間、国から授業料として病院に35万円/月(20年前のこと)支払われる。

その内研修医には5万円が渡される。

いくら20年前とは言え、5万円で1か月暮らすことは出来ない。

夜は20時まで、朝は8;30には仕事をしている。

しかも無休である。

そこで病院は、この研修医にアルバイトを週1回させるのだが、

その給料は時給1万円であった。

8時間勤務でも8万円/日、所がおよそ十時間は仕事がある様で、

週一回で十万円、月4回のアルバイト料で研修医は生活して居た。


自分は手を下さなくても、医療に関わる仕事は結構あるらしい。

例えば「育毛」頭に毛を埋め込んでいくが、

頭皮に埋め込むから結構血が流れるらしい。

黴菌が入らないか、痛みは無いかなどなど、

医療にかかわる問題が発生する。


他にもアルバイトはある。

最近多いのが「人生100年を生きるために」

歯科衛生の問題とか、精神衛生の問題とか、

筋肉補強の方法とか、歩行訓練や股関節の痛みとか、

物忘れ認知症予防のあり方とか、

数えだしたらキリが無い。

こうした内容の講演会、この時の時給は相当なものに違いない。

ボクだって専門のことについて講演を頼まれると、

それなりの待遇をうけるからだ。


それが研修医とは言え国家資格の医師であるから、

それ相応の待遇であろう。

でもこれはアルバイトの話、病院勤務のお医者さんの給料は、

一流企業の社長程は無いようで、意外に少ないように思われる。

表題の「卵のアルバイト」の卵とは、医者の卵と言うことを、

ご理解いただけただろうか。








コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Potora!  NTTグループ運営!