昔、JRが日本国有鉄道(国鉄)と言って居た頃、
国鉄にはトイレット部と言う名の部署があった。
今でもある部署かもしれない。
各駅にあるお手洗い、
列車の中のお手洗いを管理する部署のようだ。
水洗の水が出っぱなしになっているとか、
出ないとか、
下痢の人が便器の外に便をしてしまって、
そのまま汚してあるとか、
酔っ払いが便器の外側に反吐で汚しているとか、
種々雑多な問題を処理する部署である。
その部署の部長さんが「トイレット部長」
まだ洋式便器が普及する前であるが、
和式の便器が水洗になっている時の話である。
女性用の便器が詰まることがたびたび起きた。
詰まっているものを取りだして調べてみると、
何と女性用のトイレなのに、
男物のベルトが一番多かった、と言う。
男性が間違って女性用のトイレに入ることはあっても、
ベルトを落とすと言うのは、理解できない。
トイレット部長も理解できないと言う。
以前、ボクも便意を催して、急いでトイレに入って、
用を済まして手を洗って居るところへ、
女性が入って来た。
おかしいな男性用のトイレに女性が入って来るとは、
と思うまもなく、
「ここは女性用のトイレです!」って言われた。
見渡すと、なるほど男性用の小便器がないではないか、
慌てて外へ出たことがある。
さて、話が変わります。
そのトイレット部長からです。
『誰かが大便をし終わって、
水を流そうと立ち上がった時、
ポケットに入れて置いた百円硬貨が五枚ばかり、
便器の大便の上に落ちた。
この時の便は固くなく、
形が残らぬほど柔らかであった。
だから落ちた五枚の百円玉は便の中に埋まってしまった。
そこで質問です。
1何の躊躇(ためら)いもなく、五枚の百円玉を手で拾い上げた。
2そのまま水を流したら、お金も便も一緒に全部流れた。
3トイレから出て水を汲んで、百円玉が流れないよう便を流したが、
便器の底に残った百円玉を三枚だけ拾うことが出来た。
4持って居た弁当のお箸を使って、拾い上げた。』
皆さん、自分がこんな立場になったとしてお考え下さい。
あなたならどうします?