楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

     ・日ごろ考えること
     ・日光奥州街道ひとり歩る記
     ・おくのほそ道を歩く

教えられた言葉

2021年12月21日 04時35分27秒 | つれづれなるままに考えること
何時、どこで、誰に教わったか、ボクは知りませんが、
ボクは覚えている。

・未来は平等に解らない。

・大切なものは、大切なものを守る時間です。

・何もできなかった人は、次は何か出来るのではないかと、

 強く思いえがく、それが私たちを動かす。
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旅のアルバム最後にーハイチ(カリブ海クルーズ7)

2021年12月18日 04時25分30秒 | つれづれなるままに考えること



(最初の上陸地 ハイチ)
カリブ海クルーズで最初の寄港地がハイチ共和国。
ボクたちが乗っている豪華客船の船主は、
同じような船を何艘も持っている大金持ちである。
この金持ちはハイチ共和国の突き出た半島の海岸のほぼ全部を所有している。
そのプライベート・ビーチに、従業員を200人配置して、
乗船客に豊かなリゾートライフを満喫してもらおうと言う算段である。
常夏の海岸リゾートは美しく、
海は綺麗で砂浜にごみ一つ落ちていない。


(プライベート・ビーチ)

(ゴミ一つない砂浜)

(運ばれてくる座椅子)

(音楽を演奏する人達)

海岸の砂浜に陣取ろうとすると、座椅子が運ばれてくる。
背もたれを倒せばベッドにもなる。
ここにいる限り第一級のセレブ扱いである。
半島には、転々とキオスクに似た店が置かれていて、
有料ではあるが、飲み物はジュースからワイン、
ビールに御つまみもふんだんに揃っている。

(休憩所脇で)

遊ぶ道具は、ヨットからダイビングの道具、パラセーリング、
高い山の上から海岸まで1km以上長いワイヤーロープを渡して、
ゴンドラで滑り降りるスリリングな遊び、
現地人の作った民芸品のお土産コーナーから、
民族衣装を着けたダンスの披露、
カリプソの軽快な音楽に心もうきうき楽しい時間が過ぎていく。
木陰でうとうと昼寝もよし、
海に入って泳ぐのもよし、
昼時になれば、船のシェフの活躍で、
バーべキュウがパンと共に無料で食べ放題。
後を片付けるのも200人の従業員がてきぱきやってのける。
まさに上げ膳据え膳の一日である。
家事は何もすることが無い生活である。

(ヨット遊び)

(太陽光の下でお昼寝も良し)

(海で泳ぐのも楽し)

(お土産品の数々)

(お土産品コーナーに並ぶ人達)

(ダンス・ショウもあり)

(ダンスの輪に入って踊るも良し)

これを一度経験すると、
カミサン連中は二度も三度も来てみたくなるのであろう。
水着一枚の裸で過ごすのであるから、
下手に衣装の心配も要らない。
遠くに停泊している船に帰りたければイツ帰ってもよく、
バーべキュウが嫌な人は船で上品なお食事にすることも可能で、
食事が済んだらまたビーチに戻り、
遊び呆けることも出来る。

(髪結いも無料)

(ハンモックで木陰のお昼寝もOK)

一日のんびりビーチを散策して、
日が傾いてきたころに船に帰る。
船は次の寄港地に向けて、
文字通り白河夜船の夢心地のうちに、
航海を進める。


(帰りを待つ船は何時も見える所にある)

陸の上にいる限り、
ボクたちは最高に楽しい時間を過ごせる。

次の訪問地はジャマイカのオーチョ・リオスである。


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旅のアルバム最後にー夜更かしこそ楽し(カリブ海クルーズ6)

2021年12月15日 04時24分54秒 | つれづれなるままに考えること
(カリブ海)

(船内での時間つぶし)
今回の船旅ははじめに書いたが、カリブ海のクルーズである。
カリブ海についてのボクの知識は、
物語「宝島」に出てくる、
一本足の海賊 シルバー船長と、
ジム少年の手に汗握る冒険物語。

それと以前アメリカを訪ねたとき、ニューオルリーンズに寄ったが、
ミシシッピー川から流れ込む肥沃な土に育まれた海草を食べて大きくなる
牡蠣の美味しかったこと。
しかも一個の大きさが、大きいこと、
一口で口に入るか?
と一瞬ひるむくらい大きい。
子供のコブシくらいある牡蠣の身だ。

そのカキが育つガルフ・オブ・メキシコ(メキシコ湾)が
カリブ海であること、
昔は海賊のメッカであったこと、
そしてアメリカの州ごとなぎ倒す、
強大なハリケーンが発生するところ、
チェ・ゲバラが理想郷を求めたキューバがあるところ、
メキシコに隣接する美しい海があるところ程度の知識しかない。

そのメキシコ湾の島々を巡るのが今回のクルーズである。
このクルーズには終日クルージングと言う日が二日間ある。
この二日間は、周りは海以外に何も見えない。

(海以外は見えないデッキで日光浴)

3千人の乗客は、プール、図書館、日光浴、
トレーニングマシーン、パターゴルフ、
崖のぼり、ダンス、ウオーキング、ジョッギング、カジノ、
バーで酒を飲みながらだべるなどに興じるのである。

(ウオーキングやプール遊び)

ボクは金槌でプールは駄目、賭け事は嫌いで、
賭けるならゴルフも囲碁もトランプもお断り。
図書館にある本は英語ばかりで1ページ読むのに
30分も掛かるようでは無理だし、
北欧から行ったわけでもないから日光浴もしたくない、
第一皮膚がんになってしまう。
ダンスは、酔っ払ってホステス相手にチークダンスは出来るが、
まさか年取ったカミサンとジジイがチークダンスでもあるまい。
高所恐怖症で崖登り(ロック・クライミング)など、おぼつか無い。


(日光浴)

(ダンスサークル)


(ロッククライミング)

できることと言えばウオーキングかジョッギング、
トレーニングマシーンでウオーキングくらいしか出来ない。
いずれの場合も広がる海と
照りつける太陽を眺めるだけで面白くも何もない。

結局、ベンチに腰を下ろし、泳いでいる子供やその父兄、
ヴォリューム満点のビキニのご夫人を見ているか、
音楽を奏でる楽団員の一挙手一投足を見ている程度のことしかなく、
マッタク退屈でそのうちうつらうつら寝込んでしまう。

似たもの夫婦で同じような時間にお昼寝をして、
同じような時間に良い気分で目覚めて、
「これぞ優雅なクルージング」と一人合点しているだけで、
晩飯は何にしようかぐらいしか思い浮かばない。

ボクのように夜九時には寝る体勢の毎日を送っているものには、
ディナーの後にコーヒーでも飲んで、すこしお散歩をして、
お風呂ならぬシャワーを浴びたらもう寝る時間になってしまう。
夜は劇場で毎夜ミュージカルや演劇が催行されるが、
英語での上演では、
見る気にもならないと同行の人に話す。

四日目の夜は、
英語で「新婚さんいらっしゃい」のような番組があるという。
英語なんか解らなくても、面白い見世物だという。
あーあ、英語なんて苦手だが、
それでもなんか面白そうだと、カミサンをつれて劇場を覗く。

昔、北京で京劇を見たとき、
カミサンには日本語同時通訳のイヤホーンを借りた。
ボク自身は英語の字幕が出るというので借りなかったが、
面白いほど良く判った経験がある。
今回も話しの内容は良く判ったが、
何しろカミサンに同時通訳しなければならず、
弱った。

どうしてかというと、
司会者が「最初のデイトの時何処まで行きましたか?」の質問に
回答者は三組いて、
A組は「キスまで」
B組は「手をつなぐ程度」
C組は「最後まで」と答え

司会者が「最後までとはSexまでということですか」と訊ね、
C組の女性が「イエス」と答えたからだ。
同時通訳者としては、通訳しかねたが、
カミサンを見ると大声で笑っている。
なるほど、英語がわからなくても面白いはずだ。

「ところでボクたち何処まで行ったんだっけ?」
とカミサンに聞くと
黙って右の二の腕を抓られた。

司会者はさらに突っ込んで質問したが、
同時通訳もはばかられ、ここで書くのも遠慮しておきたい。
後はご想像にお任せする。
露骨過ぎて、劇場を後にお茶にした。

ある日、日本人のスケーターが出演すると言うので、
眠い目をこすって、アイスショーを一度見た。
これもホリデイ・オン・アイスを見たことがあるわれら夫婦に言わせれば、
これがショウ?と思わせるもの。
4回転のジャンプが一回あったものの、
後はリンクをスピードを上げて
滑走する程度の見世物である。
ミュージカルもニューヨークのブロードウエイで観た「ダンシング」や、
東京の劇団四季の演じる「キャッツ」とは比べることが出来ないほど。
すべて無料だから仕方がないとはいえ、時間つぶしにしてもヒドイ。

(何も演じて無い劇場?)

これで何がタキシードだ、フォーマルだ、といいたくなる。
先方に言わせれば、いいえこれはプレミア船ではなく、
カジュアル船といわれそうだが・・・

フォーマル、タキシードで思い出したが、
料理も東京の家の近くのイタリアンレストランで
頂いたほうがよほど美味しいし、
第一ネクタイもスーツも何も要らない。
要るのはお金だけだ。それも高々二人で五千円あれば事足りる。
ワインももうこれ以上飲めませんと言うほど飲んでもである。

プロムナードを乗組員が仮装行列をするといっても、
夜10時過ぎでは寝ぼけ眼で部屋から覗いても
楽しいとはお世辞にもいえない。

(プロムナード1)

(プロムナード2)

(プロムナードの夜3)

もっと若い年代に参加していればきっと面白かったことだろう。
お酒を飲んで羞恥心を捨てて、
下手な英語をしゃべって、ボクよりはるかに背が高く、
大きな手の平の、
腕には金髪のうぶ毛のあるアメリカ人女性とダンスをする。
ダンスをしたことがないから、
相手の女性にダンスのステップを教わりながらフロアを動き回る。
きっと楽しいに違いない。
ワルツ、タンゴ、チャチャチャ、ルンバ・・・
エーイ面倒だ! 
いちいちステップを教わっているわけにも行かない。
チーク・ツウ・チークでごめんよ、
これで勘弁ね、と行きたいものだ。

若いときはこんなこと平気で出来たのに・・・
ブロークン・イングリッシュでつまらないお喋りして、
ニコニコ夜明けの三時ころまで遊んでいても、
翌朝にはシャンとしていられたころが懐かしい。

つまりボクのように早寝早起きの年寄りには、
クルーズの楽しみは少ない。
一度は乗ってみたかった客船も、
いかに豪華客船と言おうと船の中の生活はつらい。

(海以外は何も見えない)

話は違うが、
もう一つしてみたい旅行がある。
それはオリエント急行に乗って、イタリアを縦断することだ。
これも早くしないと、
面白くもなんでもない旅行になってしまうかもしれない。
時は待ってくれず、どんどん先に行ってしまい、
年齢は嵩んでしまう。


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落ち葉散る

2021年12月13日 04時25分38秒 | つれづれなるままに考えること


(芝生の一部分が黄色くなった)

一段と冷え込み冷たい雨が降った翌日、
イチョウの葉が一度に落ちて、
青い芝の広場の一部分が、落ち葉で黄色に染まった。
そのバランスが、
とても美しく感じた。

その日の夜、またまたやってきた寒気に、
雨と風に打たれて、
公園は落ち葉で足の踏み場もない。

雑木林の合間の道、モミジの落葉、ぶな、なら、クヌギなど、
たっぷり枯れ葉を落とした。

(なら?くぬぎ?の落葉)


(モミジの落葉)

落ち葉を踏みしめて、ふと口について出たのが、
「恋人よ」だった。

五輪真弓 恋人よ 19801231  

落葉から思いだすのは普通、
イヴ・モンタンの「枯葉」なんだけれど、
歌詞の出だしが、「枯れ葉散る夕暮れは・・・」
だったからに違いない。
ずいぶん古い歌で、歳が解ってしまう。

枯葉 イヴ モンタン

二度来ない今日という日が、
皆さんとって
良い一日となりますように・・・






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旅のアルバム最後にールームキーパー(カリブ海クルーズ 5)

2021年12月11日 03時28分48秒 | つれづれなるままに考えること

(タオルで作ったワンちゃん)

(ルームキーパー)
乗船のチェックインが終わるころには、お昼を過ぎている。
誰もがお腹を空かしているから、
頭に浮かぶのは「レストランは何処?」だ。

デパートの館内案内と同じものが、各所に張り出してあるが、
これもすべて英語であるが、
日本人とはいえ誰でもレストランぐらいは読める。
ただアメリカ人に比べれば見つけるのがすこし遅い程度の差しかない。

三階の船尾にあることを確かめると、
まずは自室へ直行して、
手荷物を置いて、スーツケースが到着するのを待って、
これを部屋の中に入ればOK。
それが終われば食堂へ直行できる。
万一スーツケースが届いていないときは待つしか手が無い。
しかし幸いスーツケースは程なく届いた。

(犬)
驚いたのは、持ってきた人が恐ろしいような黒人で、
見上げるばかりの大男であったことだ。
しかし、スーツケースを渡すときに出会った黒い大きな瞳は、
無邪気そのもので、にこやかに
「ハロウ!」と
手を出されたときは少々戸惑ったが、黒い大きな手は分厚く、
柔らかく包み込まれる様な安心感があった。
女性なら、きっとこの笑顔の瞳と分厚い柔らかな手のひらで、
一度に心惹かれるに違いない、と思った。

(コウモリ!?)

握手が終わるや即座に、用意したチップを渡すと
「サンキュウ」と言って引き続きペラペラと何か言ったが、
どうやら自分の名前と、
この部屋の担当である旨話したように思う。
正式な名前は覚えていないが、
ニックネームは「サム」と言うことだけは覚えた。
航海中このルームキーパー、サムとはよく顔をあわせたが、
遠くからでも愛想良く手を挙げて挨拶をした。

われわれ東洋人は、東洋人の中でも、中国、朝鮮、
フィリッピン、日本人など即座に区別がつくが、
アメリカ人、イングランド人、ドイツ人、
スペイン人、フランス人などなかなか区別がつきにくい。
白人から見れば日本人のAさん、
韓国人のBさんを判別が難しいと思われるのに、
たった一度会って握手したぐらいで、
沢山の人を覚え分けられないと思うが、
何十室と担当するであろうに、
お客商売と言いながらよく顔を覚えるものと感心した。

(タオル芸術のオクトパス/蛸)

ルームキーパーの特技としてタオル芸術の創造がある。
日本人が器用に色紙折りをするように、
湯あげタオル、お手拭タオル、顔拭きタオルを上手に折って、
猿や蝙蝠、犬等を造る。
まさかあの「サム」が作っていると思えないから、
ある時訊ねたことがある。
「あのタオルは誰が造っているの?」
するとサムは自分を指差し、
ニコニコして「ボクだ」という。

「That’s fine!」

と英語らしい英語(?)で答えたつもりだ。

(猿!?)

毎朝、室内のベッドメイクするたびに、
取り替えてくれるタオル類で創る造形物は思わぬ感激である。
しかも雲突くような黒人の大男が太い指でどんな顔して
折りたたむのか想像するだけで楽しい。

(船旅はつづく)
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