新聞記事
「量子計算で配送計画作成を2時間から5分に短縮」
と表題とする記事があった。
「配送計画は、到着時刻やエリア、
配送手段など考慮すべき項目が多く、
作成には時間がかかる。
伝票は多いと何十枚もある。
神経衰弱のような大変な作業だった」
上の記事だけを一つ一つ、
頭の中で時間を計算しても、
かなりの時間が必要だ。
それがどうだ、量子計算で配送計画は、
2時間かかっていたものが、わずか五分でできると言う。
物流では各社頭を抱えているのが実情で、
下記のようにマスコミで伝えらている。
「・伊藤忠、KDDIなど5社が物流新事業「トラック荷台は宝の山」
・物流危機、輸送費は8年で34%増 営業利益を圧迫
・ダイキン、物流部門が生産計画指示 営業や設計の変革も主導
・ヤマト・西濃が競う共同配送新システム 自前主義では無理
・ライバルと歩調合わせ受注前倒し 化学業界挙げ「運べない危機」回避
・佐川急便、域内463カ所にパン4社の共同配送 積載率80%を達成
・花王、需要予測AIで廃棄25%削減 ビッグデータが物流を変える」(日経ビジネスより)
配送計画に二時間かかっていたものが五分でできるとは画期的ですね。
年間何億円かの経費節減が出来そうです。
しかし、当初は量子計算機なるものを
手に入れる費用が必要です、
金額にして如何ほどのものかが解らない。
その昔(昭和41年/1966年頃)コンピューターが、
世の中に出来て、個々に給与が違うのに、
一律5%の昇給させるのに、
今までは一人づつ昇給分を電卓か算盤で計算していたのに、
コンピューターでは瞬時に、
個々人の昇給後の給料を計算できるようになった。
この時から、給料の銀行振り込みになったと思う。
ボクの勤務していた会社は7千人の従業員がいたから、
全員の給料を計算するのに、相当な時間がかかっていたのですが、
コンピューターを導入したら、
あっという間に計算できるようになったのです。
給料を計算する給与課があったのですが、
それが無くなり、さらに系列の会社4社の従業員の給料、
数万人分の計算を代行して、
コンピューターの使用料金を徴収していました。
次に、経理上の売り上げ金額、経費、利益などの計算も、
毎月、しかも各営業所ごとに損益計算書が出来るようになり、
人のする仕事を機械が代行し、担当課の人員削減、
配置転換により、その人たちが利益を生み出し、
経費の削減により会社の利益は向上しました。
近年、新型コロナの騒ぎで、
机上の仕事は自宅で通信作業(テレワーク)で処理をし、
事務所が、机が、不要になり、
息子たちは会社に自分の部屋も机もロッカールームも無くなり、
当然出勤することは無く、
会社そのもののビルが不要となり、
都心では貸しビルが余っていきます。
表題の量子計算システムが普及すると、
今までのコンピューター時代と同類のことが起きて、
さらにAIが開発されて、いろいろな問題解決は数秒を待たずに、
解決処理できるようになっていきます。
当然 間違いも起きるでしょう。
こうして記事にするのも、
人が考えて、頼むよと声掛けすれば、
AIが勝手に文字にしていく時代です。
英語がどんどん入ってきました。
英語のフル活用ならボクもわかりますが、
単語の頭文字だけが、どんどん入ってきて、
理解するのに時間が掛かります。
AIって何なのだ。
AI=Artificial Intelligence=人工知能を指す。
人工的に作られた知能や技術のことだ。
DXって? デジタル・トランスフォーメーションというが、
それならDTだろうと思う。
ところがトランス・フォーメーションの
トランスを略字にするとXになるのだ。
だからDX=Degital Transformation →Degital X-formation →DX
AIが勝手に漢字を覚えて、文章を作っていくから、
私たちは、算数も漢字を覚えなくても済むようになりそうですね。
仕事もどんどん難しくなりそう・・・
だけどAIが勝手に処理してくれるから、
ボクたちは気楽で何もしなくて良い→
仕事がAIにどんどん取られてしまう→
失業者が増えてしまうことにならないだろうか?
今のボクには、ついて行けそうもないですね。