そうなんだ。

外国語で知ったこと。

帽子   フランス語

2012-03-23 13:00:00 | 語学
高校時代、 駅からみち子さんの家へ、 彼女が運転する自転車の荷台
に乗って向いました。
二人乗りは当時違反行為ではありません。
最近知りましたが、 埼玉の小・中学生は、 “二人乗り”のことを
“ニケツ” と言います。  どうやら “二つのお尻” らしいのですが、
その言い方、 ちょっとねぇー。 

走行中自転車が倒れ、 二人とも膝から血を流しながらの到着。
騒ぎを聞きつけて明治生まれの “おじいちゃま” が駆けつけました。
手に “ 成田山の灰” を持って・・・。

なんでも、 傷口に塗ると良いとか・・・。
私は急に大丈夫になって、 “灰” を固辞し続けました。
事態を穏やかに収集しようと、 みち子さんは、 潔(いさぎよ)く
「じいちゃん、 私の傷に塗ってもらうよ。」 と膝小僧を差し出しました。
「若い人にはねぇ。」 と隣でお母様がお持ちの消毒液を私は使うことに。 

後日経過を見ると、 消毒液の傷の治りが早かったです。

おじいちゃま、 なかなかハイカラで、 お出かけの際には、
ベレー帽を着用し、 帽子を 「シャッポ」 と呼んでいたそうです。
フランス語です。

「chapeau」(シャポー)・・・《縁のついている》 帽子

“帽子をかぶる” を “シャポる” と言うかどうかはわかりませんが、
“ポシャる” は言います。   “シャッポ” を倒語にすることで、 
”帽子を脱ぐ”。  派生して “つぶれる ・ 駄目になる” という
意味で使われるようになったと広辞苑に書いてありました。

残念な事に、 現代の若い人は “ポシャる” という言葉は使わないようです。
“ポシャる ” は、 ポシャりました。   失礼しましたー。
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