そうなんだ。

外国語で知ったこと。

cm   英語

2012-08-22 13:00:00 | 語学
ユーミンの 『5cmの向こう岸』 という歌を覚えています?
「最初からわかってたのは、 パンプスは履けないってこと。」
から始まり、 デートを目撃したクラスメートに、 「彼は誰なの?
どこで見つけたの? でも可愛いね。 あなたより背が低い。 並んだら
5cmも。」と笑われ、 結局それが原因で別れる。 という内容の歌詞です。 
・・・昔の歌。

こういう見た目って、 若い子は特に気にしますよね。
それでもこの歌について、 「5cm位、 気にならないと思うけどな。」
と正論を述べたはずの10代の私は、 「へー。 じゃあ、 145cmの彼氏
でもいいんだ。」 と友に言われて、 絶句したことがあります。
自分の場合 “5cm低い彼氏” というのは、 そういうことかと・・・。

“伸び盛り” が訪れなかった私は、 人知れず努力をしました。
雑誌広告で見つけた 『川畑式身長法』なる本を購入し、 体操に励む日々。
四つん這いになって、 一度お尻を持ち上げるように後方に身体を引き、
咆哮するように体重を前に移動し、 舌を突き出し、 白目を剥く・・・?
嘘だか本当だかわからない、 恥ずかしいポーズも真面目に取り組みました。

もしも、 この時ワイドショーか何かでコメンテイターが
「話を信じて毎日こんな格好を繰り返した人がいたなら、 本当に気の毒です。」
と訳知り顔で言っていたら、 穴の中に隠れたでしょう。

『必ずしも努力は報われるわけではない』 という例に、
私の場合は身長法を一番にあげさせて頂きます。

アメリカ英語で 「centimeter」(センチメーター)
イギリス英語で 「centimetre」(センチメートル)

どちらの言い方も英語だったんですね。 どっちでもいいんですねぇ。
背の高低も、 どっちでもよくなっています。 歌中の女子学生主人公も最後に
“重要な事ではなかった” と気が付いた様です。

高校クラスメートの美紀さんは、 何十年ぶりかで再会した際も、 卒業時の
約束通り、 「ふーちゃん、 背が伸びたんじゃない?」 と真顔で言い、 
一拍置いてニヤッと笑いました。
クラス仲良しメンバーは当時から背が高いんです。 美紀さんも輝子さんも
160cm以上あり、 里美さんにいたっては、 170cm以上。

長い年月を経て、 すっかり忘れていた “約束の挨拶”。 
どうでもよくなっていても、 これには嬉しくなっちゃいました。

『卒業して会ったら真っ先に “ふーちゃんちょっと背が伸びたみたいだね” 
って言ってあげるね。』  ・・・卒業記念サイン帳より抜粋

コメント (4)
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