その女は薄暗いバーのカウンターで、 長い指先に煙草を挟んだまま、
ウィスキーグラスを深紅に塗られた口元に傾けている。
カールされたロングヘアーと濃い目のシャドウ。
荒々しく店内に入って来た黒サングラスの男は、 迷わず彼女のもとへ歩み寄った。
ノースリーブ姿の彼女の剥きだしの腕を掴み、 押し殺した声で言った。
「見つけたで、 このスベタ。 どこほっつき歩いとんねん。」
《関西弁指導 ・ 玄内氏》
小説は書いたこと無いですが、 ハードボイルドを真似て・・・。
“スベタ” は女性を罵る時に使う言葉です。 言われたことはありませんけど、
関西の方が使われているようです。 なんと、 これもポルトガル語由来の単語でした。
一昨日の “ピン” と同様に、 信長時代にもたらされた言葉なのかしら。
かなり意味が変わっています。
「espada」(エスパダ)・・・トランプのスペード ・ 剣
もともとスペードのデザインは、 剣の形だそうですね。
どんなゲームかは知りませんが、 学者が言うには、 そのトランプ遊びの際
スペードは点数か付かないので、 “無駄で価値がないこと” を指すように
なったそうです。
当時の日本人の耳には、 この “エスパダ” が “スベタ“ に聞こえたのかも
しれませんね。
ポルトガル人が 「ちっ、 エスパダかよ。」 と 舌打ちするのを聞くうちに、
トランプ以外でも “くそ札” を “スベタ” と呼ぶようになり、
長ーい時を経て、女性を罵る言葉に変化したのかも。
ある意味、 言葉の大河ドラマですねー。
・・・?
不良少女を指す “ズベ公” も、 “スベタ” 変化説がありますが、
広辞苑では、 こちらは外来語扱いされていないので、 わかりません。
外来語の変化の過程を想像するのも、 ロマンだぜぇぃ。(スギちゃん風に)
ウィスキーグラスを深紅に塗られた口元に傾けている。
カールされたロングヘアーと濃い目のシャドウ。
荒々しく店内に入って来た黒サングラスの男は、 迷わず彼女のもとへ歩み寄った。
ノースリーブ姿の彼女の剥きだしの腕を掴み、 押し殺した声で言った。
「見つけたで、 このスベタ。 どこほっつき歩いとんねん。」
《関西弁指導 ・ 玄内氏》
小説は書いたこと無いですが、 ハードボイルドを真似て・・・。
“スベタ” は女性を罵る時に使う言葉です。 言われたことはありませんけど、
関西の方が使われているようです。 なんと、 これもポルトガル語由来の単語でした。
一昨日の “ピン” と同様に、 信長時代にもたらされた言葉なのかしら。
かなり意味が変わっています。
「espada」(エスパダ)・・・トランプのスペード ・ 剣
もともとスペードのデザインは、 剣の形だそうですね。
どんなゲームかは知りませんが、 学者が言うには、 そのトランプ遊びの際
スペードは点数か付かないので、 “無駄で価値がないこと” を指すように
なったそうです。
当時の日本人の耳には、 この “エスパダ” が “スベタ“ に聞こえたのかも
しれませんね。
ポルトガル人が 「ちっ、 エスパダかよ。」 と 舌打ちするのを聞くうちに、
トランプ以外でも “くそ札” を “スベタ” と呼ぶようになり、
長ーい時を経て、女性を罵る言葉に変化したのかも。
ある意味、 言葉の大河ドラマですねー。
・・・?
不良少女を指す “ズベ公” も、 “スベタ” 変化説がありますが、
広辞苑では、 こちらは外来語扱いされていないので、 わかりません。
外来語の変化の過程を想像するのも、 ロマンだぜぇぃ。(スギちゃん風に)