そうなんだ。

外国語で知ったこと。

コロッケ   フランス語

2012-08-24 13:00:00 | 語学
浅草で生まれ育った大正生まれの亡き義父が、 婚約中の私に
言いました。
「息子はコロッケと卵焼きを食べさせとけば大丈夫だ。」

好物はコロッケと卵焼きなのかと思いきや、
あまり料理が得意ではない義母の夕飯メニューに、 この二つが
度々登場したが、 出された物を残さず食べていただけで、 特に
好物ではないとのこと。

似た話、 私の親戚にもあります。
明治生まれの祖母と同居していた叔父(戦後生まれ) の朝食を、 
嫁がパン食にしたところ、 祖母が 
「息子の朝食はずーっと白いご飯に味噌汁だったのに。 まったく気の毒な
話しだよ。」 と私の母を含めた4人姉妹を順番に捕まえては、嘆いていたそうです。
ところが、 パン食は末っ子だった叔父のリクエスト。 
独身時代から朝食はパンとコーヒーのスタイルに憧れていたけれど、
何も言わずに、 祖母が用意する白飯と味噌汁で済ませてきたそうです。
うーん、 男の子は母親に優しいねぇぇ。

コロッケと言えば・・・。 
OL時代、 銀座の洋食屋さんのお薦めランチメニューに
“コロッケ” を見つけて、 「コロッケごときに1500円も払えるか!」 
と憤慨したことがあります。
ところが、 この “コロッケ” という単語、 フランス語由来でした。

「coroquette」(コロケット)・・・コロッケ

これが訛って “コロッケ” と言われる様になります。
本場物はちょっと上品で、 日本で言うクリームコロッケですけど。

国語辞典で “コロッケ” を引くと、 フランスって
書いてあるので、 お暇な時に見て下さい。
コメント
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