そうなんだ。

外国語で知ったこと。

ゲバ   ドイツ語

2013-07-10 13:00:00 | 語学
フランス語の“クーデター”、英語の“デモ”に続いて
もう一つ恐そうな言葉の外来語があります。
最近は聞きませんが、“ゲバ”です。 これはドイツ語です。

「Gewalt」(ゲヴァルト)・・・暴力・権力・《自然の》激しい力

ゲバルトの略が、ゲバです。

“内ゲバ”という恐ろしげな言葉の意味は、同一党派・同一陣営内部で
暴力を使用した抗争のことです。
学生運動が盛んだった時代に、新聞・ニュースで目・耳にしました。
当時は幼いながらも、胸騒ぎのする嫌な響きでした。

♪ズビズバァ~ パパパヤ~ やめてケレ やめてケレ 
やめてケ~レ ゲバゲバ♪

意味不明ながら、一緒に歌っていました。
この“ゲバ”は当時騒がれていた、内ゲバだったんですね。

♪ららら ランランラーラララ ゲバゲバァ~ どうして~どうして~
ゲバゲバ パパ~ヤァ~ おお神様 神様 助けてパパ~ヤァ~♪

今なら、この歌詞に強いメッセージを感じます。
それにしても、古い曲をよく覚えていたものだわぁ・・・。

また、こんな強い響きの言葉をタイトルに使ったお笑い番組がありました。

『ゲバゲバ90分』

これも私の年齢が小さすぎて、うっすらと記憶する程度なのですが、
インターネットで検索したところ、この“ゲバゲバ”もドイツ語の
“ゲバルト”から名付けたようです。
当時の低予算でタレント任せなの安易な企画で作られた、バラエティ番組
に対する警鐘として、ゲバルトの言葉を用いたそうです。
考え抜いたタイトルだったとは・・・。

“ゲバゲバ・ピーッ” は “ベロベロ・バー” と同じような
おどけたフレーズだと思っていました。

コントをほとんど覚えていないので、
ドリフみたいに再放送してくれないかしら?


コメント (4)
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