そうなんだ。

外国語で知ったこと。

フェチ   英語

2013-08-19 13:00:00 | 語学
私が働くクリーニング店の土曜日のお客さんは、
1週間分のワイシャツを持ったサラリーマン男性がメインです。
不思議とお肌が5割増しで綺麗に映る、自宅洗面所の鏡の前で
冗談めかして、
「今日は私目当てのお客さんが多いから、お答えしないとね」
と身だしなみを整えます。 
聞こえていても、我が家の男衆はノーコメント。
お嬢だけがツッコミらしき事を言ってきました。

嬢 「ビーセン?」
私 「え? ビンセン?」
嬢 「B専」
私 「・・・B専って何?」

“ぶさいく専門” の事を言うそうです。 
まぁ、失礼ね・・・。

金曜日のフリークやマニアに続いて、こういうこだわりは“フェチ”
と言ってますよね。 不細工フェチとか二の腕フェチとか・・・。

「fetishism」(フェティシズム)の略です。

宗教学上では、人工物や簡単に加工された自然物(木・石・爪・歯・貝殻・他)
に超自然的力が宿ると信じ、これを崇拝する事です。 日本古代においては、
まが玉や剣や鏡などはこれにあたります。

この意味合いから、心理学上でも異性の持ち物や身体の一部などに
異常な執着を示し性的欲望を感じることを、フェティシズムと名付けています。

○○フェチとの言い方は、心理学上の解釈からですが、
フロイトをはじめ、各学者が説くところを読み進むと、

“実際に、そんな人いるんだろうか?” 

と引いてしまうほど、相当“変”です。

普段使われているフェチは、特定の部分にゾクゾクっときちゃう
程度なんでしょう。 そうでなければ、

「私は、○○フェチなんだぁ~。」

なんて恥ずかしくて気軽に使えません。

面白可笑しく使う分には“通”っぽいですが、 意味がわかった今は
学術的に詳しい心理学者の前での使用は、やめた方が無難だと思いました。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする