そうなんだ。

外国語で知ったこと。

ズボン   フランス語

2011-10-24 13:00:00 | クリーニング店

私の勤めるクリーニング店では、ズボンを預かる際、
仕上がりの包装を、引き出しに収納しやすいように “たたむ”、
クローゼットに収納しやすいように、ハンガーに “つるす” かの
希望を聞きます。
スタッフ間の確認として伝票に “たたむ” は “ズボン”
“つるす” は “スラックス” と表示します。

男性の “背広上下” は “メンズスーツ”。 女性の上着とズボンは
“パンツスーツ”と表示します。

ズボン・スラックス・パンツと3種類の使い分けがでました。

ズボンもカタカナ表記ですから、もとは外来語です。 広辞苑の出番!。

ズボン「jupon」(ジュポン)・・・フランス語で本来は女子の下裾着

ここから来たのですね。 フランス語ではペチコートやスリップのことです。

フランス語のズボンは、
「pantalon」(パンタロン)・・・長ズボン。
一時、裾の広がったズボンを、こう呼んでいました。

アメリカ英語。
「pants」(パンツ)・・・長ズボン。

“メンパン”、“ジーパン”。 カジュアル系かな?

イギリス英語
「slacks」(スラックス)・・・上着と対になっていないズボン。
よそいきのズボンのイメージ。

感覚で不自由なく使い分ける私たちって、凄い!



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英雄   イタリア語

2011-10-21 13:00:00 | 語学

「エロイカ」と聞いて、思い浮かぶのは・・・
1.初めて聞いた方。 「エッチ系の単語?」
2.少女マンガ通の方。 「エロイカより愛をこめて」
3.クラッシック音楽通の方。 「ベートーベンの交響曲第3番変ホ長調“英雄”。」
こんなところでしょうか。
因みに私は、2そして3を噛(か)じる程度。

3.について、話を展開させて頂きます。
1804年にドイツの作曲家ベートーベンが、フランスのナポレオンを
讃える曲として完成させた交響曲と言われています。
原題のイタリア語 「Sinfonia eroica」(シンフォニア エろーイカ)
より、「エロイカ」または「英雄」の曲名として、愛されています。

ここから、イタリア語の説明です。 「男と女 イタリア語」(8/10)
及び 「私の イタリア語」(9/1) を参考になさって下さい。

「sinfonia」(シンフォニア)・・・交響曲
単語の最後が 「a」 で終わっているので、女性名詞。

「eroica」(エろーイカ)・・・英雄的な・勇敢な
女性名詞を修飾する形容詞の女性形。 名詞と同様「a」で終わらせます。


イタリア語の辞書には、全て男性形で載っています。
「エロイカ」の男性形も、「o」で終わります。

「un soldato eroico」(ウン ソルダト エろーイコ)
・・・勇敢な兵士

「eroico」(エろーイコ)・・・英雄的な・勇敢な

どうです? この響き・・・。
私たちには、強そうには聞こえませんよね。
むしろ、発音するのを、はばかってしまいそうです。




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ブラボー   イタリア語

2011-10-20 13:00:00 | 語学
素晴らしい演奏や舞台終了後に、客席から掛る
“ブラボー”の声は、世界共通語でしょう。

もともとはイタリア語です。

「bravo」(ブらーヴォ)・・・素晴らしい・上手い
                 優れた・善良な・正直な

今時の巻き舌圏の辞書は、発音がカタカナで書いてある中、
巻き舌部分は、ひらがなで表記されています。
私も今後それを採用させて頂きます。

イタリアでは日常でも、使われています。

「Da bravo」(ダ ブらーヴォ)・・・いい子だから・いい子にしなさい

話を戻して・・・。

“ブラボー!”
拍手にかき消されぬよう、男性の大きく立派な声が響きます。
私は場数を踏んでいないせいか、
日本で催され、日本人が演奏するコンサートで、
最後に “ブラボー” の声が掛ると、
少ーしだけ、違和感を感じてしまうようです。

「おっ、どの人? 外人?」
反射的に、声のした方向に目を走らせています。

暗くて、大勢の観客がいる中、
どんな人か確認出来たことは、ないのですけど・・・。
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ありがとう   韓国語

2011-10-19 13:00:00 | 旅行
現在、ヨーロッパに向かう飛行機は、シベリア上空を
通過する直行便です。
20代前半、当時ヨーロッパ便は、直行便が飛び始めたところ。
ほとんどが北極圏であるアンカレッジを経由する “北回り”路線か、
少ないながら、東南アジアや中東を経由する “南回り”路線でした。

それらのうち、比較的安価な韓国の大韓航空を使って、みち子さんと
ヨーロッパに行きました。
成田を出発し、韓国の金浦空港で別便に乗り換え、アンカレッジで
1時間半くらい休憩して、パリ到着という飛行ルートです。 
20時間は掛りました。

飛行中、星でも見ようかと立ち歩き、扉辺りの窓から外を
覗いていると、韓国人パーサーが話掛けてきました。

「お友達と旅行ですか?」 等のたわいもない話でひととき。
席に戻る際に

「カムサムニダ」・・・ありがとう

と知っている韓国語で言うと、大いに喜んでくれて、
「韓国語上手です。 韓国人の女性かと思ってしまいます。」・・・。
“アリガトウだけでかいっ!” と突っ込みたくなるくらい大げさに、
日本語で褒めてくれました。

当時、韓国語を話す日本人は確かに少なかったです。

「挨拶 6ヶ国語」(10/5)で書いたように、
“こんにちは” と “ありがとう” はコミュニケーションの
スタートラインですね。

「アンニョンハセヨ」・・・こんにちは
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アンニュイ  フランス語

2011-10-18 13:00:00 | 語学
知り合いが自分自身の写る写真を見せて、
「この私、とってもアンニュイじゃない?」
と言ってきました。
後方で腕を組み、小首を傾け、視線は斜め下の方。
その雰囲気から、哀愁にでもひたっているという意味だろうと
受け取りました。

フランス語です。
「ennui」(アンニュイ)・・・退屈・困ったこと・倦怠・物憂さ・憂愁

なるほど、やはり “憂(うれ)いた” という意味合いで “アンニュイ”
を使っていたのですね。
オシャレな言い方です。

雑誌などでも、この言い方を目にします。


なのに、私の使用するフランス語辞書の一番目の例文は
「Ce travail monotone me fera mourir d'ennui.」
(ス トラヴァイユ モノトン ム フェラ ムリール ダンニュイ)
・・・この単調な仕事には退屈で死にそうだ。

“アンニュイ” 及び 「モノ 英語」(10/17)出の ”モノトーン”まで
単語のイメージをぶち壊されてしまいます。
こういう風な例文で使ってほしくないですよねぇ。

飽くまでもアニュイは “憂い” とか “気だるい”
というような “まったり感” を表わす風に。
モノトーンは “しっくな大人の色調” を表わす風に、
使ってもらいたいです。
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