休日はデジカメ持ってぶらぶらと📷

アメフト観戦記や読書日記を綴っていましたが、最近は古墳(コフ)ニストとして覚醒中!横穴式石室をもつ古墳にハマっています。

宇陀地方の古墳巡検③ ~丹切15号墳~

2023-11-20 23:33:46 | 古墳紀行

 丹切33号墳の見学を終えたのち、同一の尾根上にいくつか古墳らしき高まりが認められるので、確認のため奥に入っていく。

 

 この辺りになると倒木や朽木が道を塞いでいて歩きにくい。加えて数日前に降った雨で、落ち葉が濡れて歩きにくいことこの上ない。

 それでも歩いていくと、足元に板状になった榛原石(?)が転がっていたりする。この辺りには古墳がありそうだぞと思いながら、尾根上を登っていくと古墳と思しき高まりがあった。

 南側に回り込んでみると、石室の石が露出していた。さすがに羨門と思しきところは、土砂で埋まっておりこれは入れないなあと一瞬でも思ってしまうような光景が目に入った。

 

 せっかくなので、墳頂に登ってみるかと思い、上がってみるとなんとびっくり!!

 

 天井石の一部が抜き取られて、横穴式石室が開口しているではないか。これはすごいという訳で潜入しようとするが、石室内に落ちた倒木が腐っていて、そこに大量の虫が羽音を立てて飛び交っている。これは気持ち悪いなあと思いつつも、石室を目の前にしては、入ってみたいという誘惑が先に立つが、何とか石室の中に入ってみた。

 

 奥壁は残っているが、かなり土砂で埋まっている様子。

 

 反対側を見ると、天井石があり、左端の所が石と組み合わせるためか鍵のように加工されている。側壁の石も表面は平らに加工されているようだ。

 

 その奥を見ると、みあげ石と思しき石材があり、羨道はほとんど土砂で埋まっていた。

 感覚的には、丹切33号墳、34号墳よりは玄室は大きいように感じた。

 

 ちなみにこの古墳は、資料によって14号墳であったり、15号墳であったりとするのだが、奈良県の遺跡地図では、15号墳にあたる古墳ではないかと思う。ちなみに古墳は、直径17m、高さ3mの円墳で、玄室の大きさは、幅1.7m、長さ3.7m、高さ1.6mとなっている。

 こういう予期せぬ古墳を見つけることができるのも古墳探索の醍醐味ではある。(遭難することもあるが・・・。)

 

 さらに古墳らしきものが奥に認められるため、引き続き奥の方へ入ってみることにしよう。


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