王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

幼い兄妹3人 焼死

2006-05-27 07:54:51 | 少子化問題
子供部屋の奥から出火か 兄妹3人死亡の火事 (共同通信) - goo ニュース 

昨晩TVをみていると和泉市の高層ビル6階で火事があり幼い子供さん3人が焼死してしまうという何とも痛ましい出来事を報道した 子供さん3人だけで留守番していた時の事らしい 7歳の長男から「お母さん お家が燃えている 怖いよ」との連絡が携帯電話であったのが最後となった


共同通信によれば「留守番中の3兄妹が死亡した市営住宅火災で、子供部屋として使っていた洋室の奥にある洋服掛け付近が特に激しく燃えていたことが27日、府警和泉署と和泉市消防本部の調べで分かった 子供部屋には普段火の気がないことから、出火原因の解明につながる可能性があるとして、和泉署などは同日、実況見分する」 「これまでの調べで、火災は26日午後4時50分ごろ発生、子供部屋と隣のトイレなどを焼いた。死亡したのは、会社員坂口正登さん(40)の長男で小学2年生の樹喜矢君(7つ)、二男亜夢瑠君(4つ)、長女で1歳7カ月の真衣ちゃん。3人に大きなやけどはなく一酸化炭素中毒しと思われる」

その後の報道等を合わせ考えると7歳のお兄ちゃんは携帯で母との応答「ベランダからお隣に逃げなさい」との指示で(逃げ出し)玄関近くの子供部屋からベランダに面した部屋で3人が折り重なる様に倒れていた様だ

7歳の坊やが携帯をかけながら4歳の弟ともうじき2歳になる(ようやく歩ける)妹をかばってどんな思いで窓まで逃げたのであろうか 4歳と2歳はさぞ怖かったであろう あともう一歩の所で力尽きてしまった 傷ましい 胸が詰まる思いである
慎んで3人のご冥福を祈ります 合掌

3名死亡の問題点は母親が7歳児に4歳と1歳児の面倒をまかせて働きに出かけた事である 父親も働いている様であるからよほど何かの事情があったのであろう

小子化担当なんちゃらのおばさんはつい最近もピンクのスーツをお召しで国会内を闊歩されていた 彼女の仕事には1兆円を超える予算が付いているが関連の役人達の給料に食われてしまって援助が必要な婦人達に渡る金は少ない
爺が繰り返し書いているように「少子化」の問題を考えるならまず子供が一人前になる為には母親による養育が欠かせない その為には(仮に)10歳までの子持ちの家庭は家賃もしくは住宅ローンの一部を国で援助する 一般的に主婦がパートもしくはアルバイトで稼げる金は13万~15万円/月位であろう 次に子供一人当り10歳まで定額10万円/月を補助する 条件は母親が家庭で子供を養育看護する事だけ
国策が決まればあとは予算編成である この10年で庶民の預金金利は300兆円も国と大企業のバブルの不始末に使われた 今度は子供達のためだ

当面 国債費20兆円/年の償還停止と国の冗費節約10兆円 国の在外公館半減 衆議院議員の比例区代表廃止 参議院議員の5分の1減(50人程度で充分)特別会計の廃止、統合 今話題の社会保険庁の倫理の無さ、衆参両院事務局の国政調査費による飲み食い等など方針さえ決まれば費用捻出の方法は山ほどある

政治とは50年100年を見とおして国民に行くべき方向を指し示す事である 経済とはその政策に基づき国民の苦しみを救うお金の流れである
子供達を残して両親が働きに出なければならない様な世の中はどこか歪んでいる
話は元に戻って返す返す傷ましい話だ 重ねて三人のご冥福をお祈りします  合掌
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする