王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

橋本元総理 逝去

2006-07-02 09:06:57 | 政治
中国、橋本氏を称賛「中日関係に積極的貢献」 (読売新聞) - goo ニュース

橋本元総理が昨日(7月1日)午後2時逝去された 中曽根元総理始め政界の重鎮の感想は「剣道の達人で健康で若いのに早く逝かれて残念 政策通であり行革の糸口を付けた人である 日本にとっても惜しまれる」と大人の挨拶であった

しかし爺の感想は少し違う 元総理大臣橋本龍太郎氏は以下の3点で日本に貢献された
その1:米国財務省証券(米国の国債)は日本の意向では絶対に売れない事を証明した
1997年6月時の総理橋本氏は訪米後のワシントンの講演で記者団の質問に答え「保有米ドルを売りたいと思ったことがある」と発言しただけで米ドルが87年の落ち込み幅を越す勢いでドル安に触れたので米国財務長官にこっぴどく怒られた 以降日本の要人でドル売りを口にする者はいない ドル或いは米国債売りを口にすれば個人はスキャンダルの暴露、暗殺それでも毅然とドル売りを主張すればワシントンから東京にミサイルが飛んでくる その頃のテロ映画を見ると「無記名の米国債を5億ドル持って来い」なんてテロリストが要求するとA3位の厚紙に何やら印刷された国債らしいものが取引されていたが今ではその様なことも無いらしい
どうやらニューヨークの連邦銀行のどこかに電子財務省証券台帳があるだけ 日本が10億ドルの米国債を買えば電子台帳に「何年何日日本が買った」と記帳されておしまい 米国の意思に逆らえばミサイルが飛んでくる仕組み 

中国は今や日本を抜いて1兆ドルのドル保有国になった 中国は米国がドルを売っては駄目と言っても売るであろう 北京にミサイルを撃ち込むと脅せばワシントンに打ち返すと答えられるからだ
中国のドル売り技術をよくよく勉強する必要がある

その2:中国美人お持ち帰りはヤバイ事をしらしめた
1998年5月頃から橋本総理と美人中国人との親密交際が夕刊紙や雑誌に盛んに取り上げられた 当人も国会で中国人秘書と認識していると答えている
同一人かどうか爺は知らぬが約10年にわたり親密交際 中国語のスパイ業界用語では「陪同翻澤」(同伴通訳--要人にいつも付き添って言葉も体もお世話する人)
という訳だ

中国戦国時代の天下統一の話に「傾国の美人」という言葉、それを使った戦法が書かれているが実際に有るのだよ それ以降いろいろ美人お持ち帰りで傾国に拍車をかけている人たちが指摘されるようになった

その3:引退しても美味い汁にありつける
2004年歯科医師会から1億円のヤミ献金を受けた(行為そのものは2001年7月)村岡元官房長官をダミーにして自分で飲んでしまったようだ
さすがこれを契機に政界引退 次男に地盤を引き継いだ この頃から顔が極端に悪くなった 角さんの末路に似ているなと見ていた
この春経済7団体を引き連れ「北京詣で」小泉総理は靖国参拝をするなとの北京の意向を代弁していた

報道によれば「中日関係に積極的貢献」と中国は賞賛と伝える
謹んでご冥福をお祈りします
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「人口推計」算定方法見直しへ

2006-07-02 00:02:18 | 少子化問題
厚労省「人口推計」見直しへ、急激な少子化で (読売新聞) - goo ニュース

地味だが大切な話が読売新聞に載っていた 表題はミスリーディング(如何にも誤解を招き易く)に書いてある
以下はその引用
「厚生労働相の諮問機関である社会保障審議会の人口部会(部会長・広松毅東大大学院教授)は30日、社会保障の制度設計の基礎となる将来推計人口の見直し作業に入った。
 予想を上回るペースで少子化が進むなど、従来の推計の信頼性に疑問の声が出ていることから、計算方法の変更などを検討する。国立社会保障・人口問題研究所(社人研)は年内に次回の将来推計人口を公表する予定だが、大幅に下方修正された場合、今後の年金制度見直し論議が加速する可能性もある。」 引用終わり

見出しを一寸読みする急激な少子化が引き金になって「人口推計」を見直す事が決まった様に読める しかし落ち着いて読んで見るとごく真っ当な内容だ
そもそも「将来推計人口」は、国立社会保障・人口問題研究所が5年に一度、まとめている 前回は2002年1月に公表された その時の推計(中位値)で2007年の1億2千774万人を最多に以降減少し2050年には1億0051万人迄減少するとしていたもの

さらに厚労省は2005年12月22日日本の人口は死亡数が出生数を上回り人口減が始まった事を認めた ではそれが何人であろうか? 確定発表に半年掛かるから間もなく判るであろう

予想を上回るペースで少子化が進むなど、従来の推計の信頼性に疑問の声が出ていることから、計算方法の変更などするそうであるが間違っても「行政府もっと言えば厚労省」の意向等汲んで減少傾向に手心を加える様な事は止めてくれ よくよくお願いしておく 
  
例年と異なり年内に次回の将来推計人口を公表する予定とか 大幅減少が確認されれば「年金その他社会保障費」の有り方に改めて国民の厳しい目が向くことになる
そもそも04年春の公明党坂口厚労相による100年安心の年金制度改革はこの推計を恣意的に使い出生率を偽り行われたものであるのだ

まだ厚生官僚は出生率を偽り川崎厚労相の口を通じて出生率1.39は問題ない(維持できる)と言っている(6月12日少子化問題の矮小化) 懲りない奴らだ
ブログ同友花崗岩のつぶやき氏(少子化にまつわる嘘6月3日)のいう政策研究院の数字と後日読み比べて見よう

さて28日ふくよかなお体をピンクのスーツに包むのがお好きな大臣が06年は結婚数がふえているから出生率は反転(改善)するかも云々と発言したようだ 笑)

日本人が減ることは縄文以来この国に暮らしてきた民族の遺伝子がこれ以上増えるのは駄目だと直感して増えるのを止めたのである 小手先の政策で反転などしない

日本民族は有史以来初めて人口の自然減に直面する 哲学思想政治体制 もう少し細かく徴税体系・827兆円の国債残・過疎化・社会保障制度・種々の需要予測など 全てにわたって見直しが必要なのだ 
撤退戦には人望のある総指揮官の下、勇将を以て鳴る武将が後衛を勤め徐々に撤退をしなければ総崩れになってしまう
日本民族の苦労は当分続く

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