王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

ジダンの会見

2006-07-14 06:52:03 | 海外
ジダン「核心」に触れず、FIFAが退場劇を調査へ (読売新聞) - goo ニュース

サッカーワールドカップの決勝戦 伊対仏 同点だ それもあと10分足らずで決まろうとする際 ジタンが伊のマセラッツィに頭突きを入れレッドカードによる一発退場 マセラティが「罵声」を浴びせた事が元の様だ
日本時間で13日早朝ジタンがTVで会見をした様子を日本のTVで流しラジオでも話題にしてスポーツ評論家他ゲストが奇麗事を語っていた

まず読売新聞から抜粋:サッカーのワールドカップ(W杯)決勝を舞台にしたスーパースター、ジネディーヌ・ジダンの退場劇は12日、ついに本人が口を開いたが、真相の解明につながる「何を言われたか」は明かされなかった。
 ファン、子供たちへの謝罪の言葉を繰り返したジダンだったが、「人間として後悔しているか」と問われると、「後悔したと言えば、彼の言葉が正しいと認めることになる」と、厳しい口調で反論した。また、「自分にとって最後の試合で、終了まで10分しかなかった。そのような状況であんな行動を起こしたのは、挑発行為が、それほどひどいものだったからだ」と暴行に至るまでの心境を語った。

この事件がおきた時爺が一番知りたかった事は「一体何語で話したのか?」で有った 伊と仏のゲストは「イタリア語で」「ジタンはイタリア語が完全に分かる」と言っていた  マセラッツィの口走る「罵声」をジタンが感情的に理解ができ俗に言うまじ切れするなんて すごい語学力だ

次に関心を持ったのは「どんな内容の罵声」であったか
「伊の罵声」がどんなものか ジタンの訴える「母親や姉に対する耐え難い侮辱」とはどんな言葉なのだろうか 爺だって「サノバビッチ!」位は知っているけど伊語のそれは宗教的民族的文化的背景を以て相手を酷く罵る、侮辱する言葉なのだろうね

最後の関心は識者・ゲストが何を言うか?
曰く「フェアプレーのスポーツ」「暴力は駄目」「子供に悪影響」等など
爺が直感的に感じるのはどのコメントも上っ面だけとか道義的な面を言っているだけで根深い人種差別や宗教の対立・FIFAの腐敗等を指摘していないみたい

「世界レベルでのサッカー戦」なんて罵声・レフリーに見えない反則・妨害程度は大有りでその上でどう勝つのかでないのか?
だからレフリーがイエロー・レッドのカードでプレイヤーのゲームへの関与を決める レフリーさえ自軍に有利な判定をする人物を使う工作もあるのであろう

一方一流選手となれば金と名誉はとてつもない物でプロ野球選手のそれを凌ぐのであろう

従ってジタンが何を言われても報酬の対価として受け入れねばならない物の一つであったのだろう ジタンはその点ではプロとしての覚悟不十分なのであろう

「子供に悪い」だって?? 世の中には金と名誉を捨てても通したい自分の生き方を世界に見せたという点では「子供に考える何か」を与えた 「暴力はいかなる理由でも許されない」なんて安手のコメントよりも「この種の暴力のペナルティーを重くする提案」でもした方が良くないか

爺は思う ジタンは34歳 この試合で現役引退 その割りに未熟・たわけ・短慮であるが国の優勝より(退場が無ければ優勝出来たか分からないが)その瀬戸際で個人の生き方を優先してしまうなんて好きだよ
 
話はそれるが昔 美空ひばりさんが弟のやくざとの交際を批判され天下のNHKに出演が危うくなった 美空ひばりさんは弟を庇ってNHKの出演を断った 

ジタンの頭突きを見て美空ひばりさんを想いだした
コメント (1)
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